ブログをご覧の皆様こんにちは。
個別指導Wam東豊校の涌井です。
とある方のブログに触発されて、僕も秋の夜長にお勧めしたい本をご紹介したいと思います!
『流星ワゴン』 重松清 著
(講談社HPより転載:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000180945)
【あらすじ】
”ひきこもり、暴力をふるう息子。浮気を重ねる妻。会社からはリストラ寸前……死を決意した37歳の僕は、死んだはずの父子が運転する不思議なワゴン車に乗り込んだ。
37歳・秋
「死んでもいい」と思っていた。
ある夜、不思議なワゴンに乗った。
そして――自分と同い歳の父と出逢った。
僕らは、友だちになれるだろうか?”
”講談社HPより引用:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000180945”
物語の結末は絵に描いたようなハッピーエンドではありません。
人生に絶望した主人公が望む現実は、結局手に入れることが出来ないまま話はそこで終わりを迎えます。
『流星ワゴン』は過去を変えることは出来ない現実を改めて突き付けてくる話でした。
それでも、過去を振り返ることは出来る。
過去の出来事の受け止め方を変えることが出来る。
今の現実の受け止め方を変えることが出来る。
そして、未来を変えることが出来るのは今の自分である。
何度でも言います。
結末は絵に描いたようなハッピーエンドではないかもしれません。
だって、主人公を取り巻くつらい現実は変わっていないから。
それでも前を向いて進んでいこうとする主人公の姿。
そこに至る経緯を読んでいると、不思議と清々しい気持ちでこの本を読み終えてしまう。
そんなお話です。
重松清の『流星ワゴン』
秋の夜長に是非読んで欲しい一冊でした。
ではでは。