こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
昔は「男女七歳にして席を同じうせず」などと言いました。
しかし今は,公立の小中学校は男女共学ですし,東京都では都立高校もすべて共学校です。
一方,私立の学校には,男子校や女子校もあります。
その多くは,いわゆる「伝統校」なのですが,近年は共学校に衣替えする学校も少なくありません。
東京都でも多摩地区には共学校が多く,男子校はわずかに1校,女子校も10校あまりです。
そんな中でも,女子校に行きたいという生徒はいますし,女子校に通ってよかったという声もあります。
今,あえて(?)女子校を選ぶ意味とは何なのでしょう。
最もよく言われるのは,女子校では女子がリーダーになれる,ということです。
共学校では,男子に遠慮してしまいがちな女子もいるようです。
しかし,女子校には女子しかいませんから,誰に気兼ねすることなくリーダーシップを発揮することができます。
その経験が,生徒を成長させてくれます。
社会に出た時に,組織や地域のリーダーとして活躍することができるのです。
また,特に中学受験生が言うのが,男子は「ウザい」から嫌だ,ということです。
小学5・6年生の頃は,女子の方が精神的に成長しているので,男子が「ガキっぽい」と感じられるようです。
中学校では女子だけで生活した方がストレスも少なくて済みそうです。
そして,女子ならではの教育を受けたい,という考え方があります。
男子と女子で,求められるものに違いはない,という考え方もあります。
むしろそちらの方が表向きは主流なのかもしれません。
一方で,心情的には「女性らしさ」というものを必ずしも否定はしない,という人も少なくないようです。
そこで,女子校では,女性として生きる上で持つべき考え方や,女性として身につけるべきたしなみなど,共学校ではあまり学ぶ機会がないようなことを学ぶことができるのです。
共学校も女子校も,それぞれに魅力があります。
自分自身が最も自然でいられるところ,一番充実して過ごせそうなところを,選んでほしいと思います。