教室ブログ

2020.10.12

「y=ax²」の「変化の割合」の求め方

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

石川中学校の3年生は,今,数学で「関数y=ax²」を学んでいます。

 

「y=ax²」は,「yがxの2乗に比例する」ということです。

だから,「比例」の式「y=ax」の「x」のところが「x²」に置き換わっているのですね。

 

その中で「変化の割合」を学習します。

 

変化の割合は,〈xの増加量〉分の〈yの増加量〉(=〈yの増加量〉÷〈xの増加量〉)で求められます。

ですが,一次関数の場合,変化の割合は一定で,「y=ax+b」の「a」と一致します。

だから,式を見れば変化の割合がわかります。

 

しかし,「y=ax²」の場合には,そうはいきません。

変化の割合は一定ではなく,xの変域によって異なります。

したがって,ちゃんと計算して求めなければなりません。

 

例えば「y=3x²」で,〈-5≦x≦-2〉の時の変化の割合は,-5と-2をそれぞれxに代入して,yの値を求めます。

y=3×(-5)²=75

y=3×(-2)²=12

したがって,〈12≦y≦75〉となります。

(-2)ー(-5)=3,12ー75=ー63 ですので,変化の割合は,ー63÷3=ー21と求められます。

 

「y=ax²」の変化の割合の求め方には,実は「裏技」があります。

xの変域の最小値と最大値を足したものに,aの値を掛ける,という方法です。

先ほどの問題で言えば,{(-5)+(-2)}×3=ー21 となります。

 

これを知っていると,こんな問題も簡単に解けます。

 

yはxの2乗に比例し,ー3≦x≦6の時の変化の割合が12である。yをxの式で表しなさい。

 

{(-3)+6}a=12 という式がたちますね。

これを解けば,a=4となります。

したがって,正解は,y=4x² です。

 

「変化の割合」が〈xの増加量〉分の〈yの増加量〉だと知らなくていい,というわけではありません。

ただ,簡単な計算方法を知っていると間違えにくくなる,ということです。

 

個別指導Wam小宮町校ではこんなふうに,生徒さんに合わせていろいろなことを指導しています。

 

 

 

 

 

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