皆さんこんにちは、円座校副教室長です。
先日面白い質問が生徒からでました。
歴史上の戦いでは、「○○の変」や「××の乱」という名前が付けられているものがありますよね。
”変”と”乱”の違いってなんですか。と質問が出てきました。
なるほど、実に鋭い質問です。こういった何気ないことに疑問を抱くことは素晴らしいことです。
質問してきた生徒には講師が丁寧に答えましたが、私は生徒からこのような質問が出るまで意識したこともありませんでした。。。
そこで、私自身講師にも教えてもらい、改めて自分でも調べてみました。
日本の歴史において「○○の変」や「××の乱」には明確な違いがあります。
詳細は複雑になるので簡単に言うと
■「○○の変」は反乱や動乱等が起こり、反乱を起こした者が勝ち、歴史が大きく変化した歴史上の出来事。
■「××の乱」は反乱や動乱等が起こり、反乱を起こした者が負け、鎮圧された歴史上の出来事
のことを言います。
例として本能寺の変を考えてみましょう。
本能寺の変とは1582年に京都本能寺に滞在中の織田信長を家臣・明智光秀が謀反を起こして襲撃した事件です(Wikipediaから引用)。
この出来事を機に、織田信長の時代から豊臣秀吉の時代へ変わりました。
そしてもう一つ、承久の乱で考えてみましょう。
承久の乱とは1221年に後鳥羽上皇が鎌倉幕府執権の北条義時に対して討伐の兵を挙げて敗れた兵乱です(Wikipediaから引用)。
源実朝が暗殺されたのをきっかけに幕府を倒すために兵を挙げましたが負けて隠岐島へ流されました。
ただ単に出来事の名前を覚えるのではなく、どんな背景で、だれとだれが争い、そしてどうなったかまでを理解すれば、違った視点で勉強を楽しめるのではないでしょうか(^^)
教室にいると子どもたちから学ぶことはたくさんあります。
私もまだまだ知らないことがたくさんあるな、と実感しました。