こんにちは。更新が少し滞っておりましたが、駅前校高等部からです。
さて、塾や予備校の界隈のみならず、いろいろな場面にて偏差値ということばが使われていますが、一見熟知されているようにみえて、実は認識されていないことばの一つではないでしょうか。よく知られている事柄は、それがまさしくよく知られているがゆえに認識されていないということはよくあることだと思われます。
さて、偏差値とは個々人の集団の中での位置(優秀さ)をはかるうえで、威力を発揮するものです。例えば、A君とB君の点数を比較する場合、単純に得点や平均点との差を比べるというやりかたがありますが、ことなったテストの場合、そもそも測定することは不可能です。そこで登場するのが偏差値です。
そして、偏差値というものを出すうえで、大事になってくるのが標準偏差という概念です。これは集団のばらつき(特徴)を数字であらわしたもので、これが分かれば偏差値というものが容易にみちびき出せるようになります。※公式や詳細はここでは省略します。色々なサイトで詳しく説明されているので興味がある方は参考にしてみると良いでしょう。
偏差値がこれほどまでに普及したのは、状況が異なる試験でも同一の条件で評価することができる(現時点で)唯一の方法だからでしょう。獲得できる結果は、学校や塾予備校が必要としているデータにうまく適合し、例えば、異なる科目でも各生徒の学力を比較できるだけでなく、同一の科目でも偏差値の増減によって、学力の進捗具合をはかることが可能になります。
本日は以上です。