こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
石川中学校では,第2回定期考査の答案も返却され,次の定期考査に向けた学習に進んでいます。
中学2年生の数学では,連立方程式の学習を終えて,一次関数に入りました。
さて,そもそも「関数」とは何でしょう?
小学6年生の教科書には,「ともなって変わる2つの数量の関係」と書かれています。
例えば……
① 水そうに水を入れたときの,1分ごとの水の深さ
② バケツの水を1Lずつ増やしたときの,全体の重さ
③ 面積が12㎠の長方形で,縦の長さを1㎝ずつ増やしたときの,横の長さ
④ 長さ5㎝のろうそくを燃やしたときの,1分ごとのろうそくの長さ
こんな例が挙げられています。
これが中学1年生になると,教科書ではこのように説明されています。
ともなって変わる2つの変数x,yがあって,xの値を決めると,それにともなってyの値がただ1つに決まるとき,yはxの関数であるといいます。
小6でも中1でも,詳しく学習したのは,関数の中でも「比例」と「反比例」についてです。
xの値が●倍になるとyの値も●倍になるとき,「yはxに比例する」と言います。
xの値が●倍になるとyの値は●分の1になるとき,「yはxに反比例する」と言います。
上の①~④の中で,①が比例,③が反比例の関係です。
yがxに比例するとき,その関係を数式で表すと,y=axとなります。
そして,xとyの関係をグラフに表すと,原点(0,0)を通る直線となります。
さて,上の②と④は,グラフに表すとどうなるでしょう。
どちらも原点を通らない直線になります。
なぜなら,②にはバケツの重さが,④にはろうそくのもともとの長さがあるからです。
これを数式で表すと,y=ax+bとなります。
このbが,バケツの重さやろうそくのもともとの長さです。
このax+bは一次式なので,「yはxの一次関数である」と言います。
ちなみに,y=ax+bに,b=0を代入すると,y=axという比例の式になりますね。
つまり,比例も一次関数なのです。
昨日,数学の授業で一次関数のグラフを描いていた中2の生徒が,講師に向かってこう言いました。
「先生! 折れ線グラフになっちゃいました!」
いや,そんなはずが……。
おそらく計算を誤って,おかしな所に点を打ったのでしょう。
思わず笑ってしまいました。