教室ブログ

2020.09.12

面接や小論文の「極意」?

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

高校3年生は,この時期,それぞれの進路に向けて取り組んでいます。

大学への進学を目指す生徒は,多くの場合,大学入学共通テストや一般入試の前に合格を決める方法を模索します。

これまで「推薦入試」と呼ばれていた指定校推薦や公募推薦は,「学校推薦型選抜」という呼称に変わりました。

また,「AO入試」は,同様に「総合型選抜」となっています。

 

どちらも,基本的には「人物」を見る試験です。

 

もちろん,調査書も提出しますし,一定の評定平均値が出願の条件とされるのが一般的です。

「適性検査」などと称して教科の試験が課されることもあります。

 

しかし,1月以降の入試が学力のみで選抜するのに対し,この「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」は,むしろ学力以外の部分を重視するものだと言えます。

 

その生徒がどんな高校生活を送ってきて,どういう将来を考えているのか。そして,その将来のためにこの大学で何を学びたいのか。

突き詰めれば,その生徒はこの大学で学ぶ者としてふさわしい人物なのか,ということが問われるのです。

 

その「人物」を見るための試験が,面接小論文です。

 

小宮町校でも,生徒の求めがあれば,小論文の添削や面接の練習をしています。

その時に,私が必ず言うことがあります。

 

いいことを書こう,なんて思わなくていいからね。

 

うまいことを言おう,なんて思っちゃ駄目だよ。

 

もちろん,小論文であれば,テーマや課題文を踏まえ,自分の意見を明確に,なおかつ適切な言葉で書かねばなりません。

また,面接にしても,問われたことに対して的確に,正しい言葉遣いで答える必要があります。

 

ですが,本当に大事なのは,文章でも言葉でもありません。

その奥に見える「心」なのです。

 

どれほど技巧を凝らしたとしても,「心」のない言葉は,空虚なものです。

面接官や小論文の採点者には,全て見抜かれてしまうものです。

反対に,不器用でも思いの込められた言葉は,必ず相手に届きます。

面接でも小論文でも,巧拙を超えたところに「正解」があるのです。

 

とは言え,ぶっつけ本番というわけにもいきません。

受験生は準備に余念がありません。

私も,できる限りのサポートをしていきます。

 

 

 

 

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