教室ブログ
こんにちは。Wam四箇郷校です。概ねの学校では、学校が再開し、初めての週末になるでしょうか？短い期間のお休みだったとは思います
が、体内時計のお昼と夜は逆にならずに、夜ぐっすりと眠れているでしょうか？個人的な希望ではありますが、体づくりのために、朝は眠いで
すが、朝ご飯はしっかりと食べて欲しいな、と思っています。話は変わりますが、先日6年生の「国語」にて扱った作品が有りまして、少し心
が「ズシッ」と共感致しました。教科書内の作品ではまったく無く、黒田三郎さんと言う方の「失われた墓碑銘（ぼひめい）」と言う「詩集」
の中の「ああ」と言う「作品」の中の「一節」です。「ああ あんなにも他愛もなく 僕自身によってさえやすやすと 欺（だま）されてし
まったのに 僕には 僕を欺す事さえ出来ない（ママ）」―自分で自分自身に「絶対にやり遂げるぞ！」と誓った事や「絶対に達成するぞ！」
と目標を立てた決めた事等、皆さん、それぞれどんな内容で、どれだけの事が有るでしょうか（有ったでしょうか）？初めに鼻息荒い勢い位の
やる気満々で取り組んだは良いが、「物事」の中心部に近づいて行くに連れて、解決に時間のかかる事が有ったり、相手の都合に合わせる為
に、一時我慢して待たなければならない事が有ったり、途中、色々な関門が待ち受けている事は多かれ少なかれ有る（有った）かと思います。
先に申した初めの勢いだけでは、どうにもならないから「方法」を学んだり、先週の内容にも被りますが、誰かの「知恵」を借りたりもするで
しょうし、「進み方」やその「スピード」も変えなければなりませんね。「賞味」意気込んで「やる気になった」事自体は、良い心がけで良い
のですが、色々自分に対する解決するべき問題が次から次へと出てくると「本音」として「面倒臭く」なって来るのですよね。「面倒臭く」を
通り越して「どうでも良くなってしまう」事も可能性としては否定出来ないでしょう。「一節」の中の「僕自身によって欺（だま）されてしま
う」と「僕には僕を欺（だま）す事さえ出来ない」は完全にお互い逆の意味で矛盾しています。敢えて一つの具体的な解釈で表せば「自分で自
分に嘘をついてしまう」事と「自分で自分に嘘をつく事は出来ない」となるでしょうか？他の捉え方もあるとは思いますが・・・。本当に自分
だけにしかに関わらない事で、自分以外の方に迷惑が掛からない事なのであれば、自分に正直になったり、嘘をつくのは、私自身の観点です
が、恐らくその人の自由かな、と考えています。逆に、自分以外の誰かが関わると、それは「約束」や「信頼」等と言った形になってしまうで
しょうから、「欺す」と言う事は恐らくまず出来なくなるでしょうね。失礼な物言いになってしまうのですが、それ故に、自分を欺す様に「面
倒臭い」と思う感情を持ってしまう事は「人間臭い」とも言い換えられるのだろうな、と思います。人の心の「ブラック」な部分を暴き出そう
とかそういう意味ではないですよ！？（笑）そういう感情と「一心同体」で物事に取り組む事は「人間」である以上、「宿命」として「当たり
前」なのだろうなと、この作品を通して感じた、と言う事だけでした・・・（汗）「人間臭い」と言うよりは「人間」だから「面倒臭い」と思
う気持ちを持ってしまう事を分かった上で物事に取り組む姿勢・気持ちが大事なのでしょうね。「矛盾」と言うよりは、「一心同体」の方が正
しいかしれませんね。分かっていれば、と言うよりは分かっていて、覚悟している人程、いわゆる嫌々ではないですが「素直さ」と言う感情を
持ち合わせられる（持ち合わせている）のではないかと思います。多少の違いは有るでしょうが、やり切った後の達成感はそれぞれの持ち味が
有るのではないでしょうか？この様な作品が小学6年生の教材に載っていた事が、驚きでしたが・・・。以上は、あくまで「私自身」の解釈で
す。猛暑日も続きますので、色々な意味で体調にはくれぐれも気を付けて下さい。
