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2020.07.29

「苦手なところ」はやってみなけりゃわからない

個別指導Wam新大前校の藤井です。

 

中3を中心に、7月20日(月)より夏期講習がはじまって10日近くたちます。時間帯によっては席が少なくなっていますので検討しているご家庭はお早目に来校してください。

 

「苦手のところだけやりたい」という要望があります。特に今年は夏休みも短く、かつ夏休みが終われば各中学、高校ともにすぐに定期テストを迎える、というスケジュールなのでなおさら効率よく学習したいというのはよくわかります。

しかしご家庭、生徒で本当に苦手としているところがどこなのか、それを限定できる人はなかなかいないのです。そういう話をします。

 

問題演習中心に自主学習を進めていくスタイルの塾などに特に言えるのですが「わからないところがあったら聞いてね。」という先生の言葉に、果たしてどれくらいの生徒が「ここがわからないから教えてください。」と自分の分からないところを応えてくれるかというと、これまた藤井の経験上3人にひとりかなあ。もっと少ないかもしれません。

分からないところがピンポイントでわかって質問ができる生徒と言うのはその時点でもうかなり自立して勉強ができることが多いんですね。

そういう生徒ならば自分で本で調べたりネットで解決ができるので、極端なことを言えば塾なんか必要がないのかもしれません。

 

同様に「苦手なところ」というのも実にあいまいな話で、実際何が苦手か、という問いに対して「それを先生が見つけてくください。」と相談されることもしばしばです。「基本は出来ているけど応用がわからない」という生徒は10人いれば8人そう言います。断言しますが、そこまで基本がしっかりできていれば応用問題に差し掛かってもまったくできないことはないはずですよ。基本が出来ている、というのは案外甘い甘い勘違いか過大評価であることが多く、実際にはやってみると解けない、基本の理解が不十分なところがたくさん潜んでいることの方が多いです。

 

長くなりましたので結論から言いますね。

「苦手」かどうかは時間をかけて実際にやってみて「ありゃ、できると思ってたけどできないわ。」と「発見」して、それを習って「理解」して類題を「反復」して「定着」する。

 

学習というのはその繰り返しです。苦手はやってはじめて見つかるものです。

だから長期の休みは時間をかけてまんべんなく復習して苦手を探す旅、そう思って取り組んで欲しいと思います。

何度反復してもし足りないのが学習というものだと思います。

 

※昨年の同時期に同様のブログを書いていますが、何度でも伝えたいことなので。

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