八尾市の皆さんこんにちは!曙川南中学校のすぐ北にある個別指導Wam刑部校の賀川です。個別指導Wam刑部校は、刑部小学校・曙川東小学校・曙川南中学校・成法中学校・高美中学校・龍華中学校さらには高校生まで、日々幅広い生徒が通って頂いている個別指導の塾です。
さて、皆さんタイトルにもしましたがマグロがどれくらいの速さで泳ぐかご存知ですか?
マグロといえばおいしいですし、料理のバリエーションも沢山ありますし、すごい速さで泳ぐことでも知られているキングオブおいしい魚ですよね。
少し詳しい方なら
「時速100キロ」
「いや、80キロ程度でしょ」
など答えを知っている方も多いでしょう。
しかし、実は最近の研究でマグロはこれほど速く泳ぐことはないということがわかったそうです。
渡辺佑基さんという学者さんの著書
「ペンギンが教えてくれた物理の話」
という本の中でバイオロギングと呼ばれる手法を使った研究でそのことが紹介されています。
バイオロギングとはざっくりいうと研究したい動物に発信機のようなものを取り付け、後でそれを回収することで内蔵されたいろいろな機器から動物の生態を解き明かすという密着24時動物版みたいな研究手法です。
その結果マグロは基本時速7キロ前後で泳いでいることがわかりました。10分の1もないなんて盛るにもほどがありますね。
ではなぜこんな誤解が生まれたかというと、時速100キロを記録した時のはかり方は釣りの時と同じようにマグロに糸を加えさせ泳がせて、どれくらいの時間でどれくらいの糸が引っ張られるかという方法を取り入れたことが原因のようです。
これでは海流や糸のたわみ具合などいろいろな条件が絡みすぎて正確な測定は難しいようです。しかも観測されたのは1960年頃とのこと。
何かから逃げる時に瞬間的にそれに近い速度は出せるのかもしれませんが、常に時速100キロではマグロも痩せてしまいおいしくなくなってしまいそうですね。
さて、なぜこんな話をしたかということですが、上記のような間違った観測方法に対して著書の中では渡辺さんは一切非難していません。
むしろ、何十年も前に時間や手法が制限されている中で考えうる最良の方法で観測を試みた学者の人たちに敬意すら覚えているそうです。
前振りが長くなってしまいましたが、我々も普段の生活の中で常識といわれていることを盲目的に信用している場合があります。
さらに人の失敗を理由を聞くこともなくせめてしまう時もあります。
大切なのは失敗してしまった後の行動であり、そこから何を学ぶかが最も重要です。
子供たちにとってのテストや我々にとっても普段の生活のなかで失敗してしまうことも多々あります。
非難ばかりする人間にならないように、我々も日々成長しなければなりませんね。
言いたいことより前振りの方が長くなりましたが、本日はこんなところです。
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担当:賀川