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2020.07.23

変化するものと、しないもの(曲解―不易流行)

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

 

去年の今ごろは、もう夏休みが始まっていました。

朝9時から晩の9時半までの夏期講習。

夏休みになったことがうれしくて、浮かれている小学生。

やっと受験生モードに入り、少しピリピリしだした中3生。

 

遠い昔のように感じます。

世の中がすっかり変わってしまったことを実感します。

まさか真夏にマスクをすることになるなんて……。

東京オリンピックが延期になるなんて……。

 

本当に世の中がすっかり変わってしまいました。

そして、これまで当たり前であったことが、いかに貴重なものであったかと思い知らされました。

友人との大声での会話であったりとか、喜びを分かち合うハイタッチであったりとか。

 

そして、ふと「不易流行」という言葉が浮かんできます。

松尾芭蕉の俳諧用語で、「不易」は詩の基本である永遠性、「流行」はその時々の新風の体、

ともに風雅の誠からでるものであるから、根本においては一つであるという意味の言葉です。

すこしニュアンスがずれてしまいますが、おおきく世の中が変わってしまった今、

それでも「不易」なものが、我々の生活の中に脈打っているのではないかと考えます。

 

それは、人と人とのつながり、「絆」であり、その「絆」をより強固なものにするための、

個々人の力量、「器」です。

 

確実にくるであろう、コロナの第二波、第三波。さらに変化していくであろう「世の中」。

その激流の中で、まずは自身の「器」を大きくすること、そして、子ども達の「器」を広げる手助けをすること、

その二つの必要性をひしひしと感じる今日、この頃です。

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