こんにちは、個別指導Wam西取石校です。
去年の今ごろは、もう夏休みが始まっていました。
朝9時から晩の9時半までの夏期講習。
夏休みになったことがうれしくて、浮かれている小学生。
やっと受験生モードに入り、少しピリピリしだした中3生。
遠い昔のように感じます。
世の中がすっかり変わってしまったことを実感します。
まさか真夏にマスクをすることになるなんて……。
東京オリンピックが延期になるなんて……。
本当に世の中がすっかり変わってしまいました。
そして、これまで当たり前であったことが、いかに貴重なものであったかと思い知らされました。
友人との大声での会話であったりとか、喜びを分かち合うハイタッチであったりとか。
そして、ふと「不易流行」という言葉が浮かんできます。
松尾芭蕉の俳諧用語で、「不易」は詩の基本である永遠性、「流行」はその時々の新風の体、
ともに風雅の誠からでるものであるから、根本においては一つであるという意味の言葉です。
すこしニュアンスがずれてしまいますが、おおきく世の中が変わってしまった今、
それでも「不易」なものが、我々の生活の中に脈打っているのではないかと考えます。
それは、人と人とのつながり、「絆」であり、その「絆」をより強固なものにするための、
個々人の力量、「器」です。
確実にくるであろう、コロナの第二波、第三波。さらに変化していくであろう「世の中」。
その激流の中で、まずは自身の「器」を大きくすること、そして、子ども達の「器」を広げる手助けをすること、
その二つの必要性をひしひしと感じる今日、この頃です。