こんにちは。Wam四箇郷校です。湿度が高く、蒸し暑い日が続いております。出来得るだけ水分補給をして、かつ室内は涼
し目に保つ必要がありそうですね。体調は崩されていないでしょうか?さて、先週「パラダイムシフト」と「機械」について
の事を絡めて、述べさせて頂いたと思います。唐突ですが、「ドラえもん」に「アンケーター」と言う秘密道具を用いたお話
があります。ご存じの方もいるかとは思いますが・・・。※しずかちゃんの誕生日が間近に迫っていたのび太は、プレゼント
に何を上げれば良いかを悩んでいました。そこで、ドラえもんから「アンケーター」と言う秘密道具で手助けをしてもらいま
す。相手の体の一部分(髪の毛や爪等)をその「機械」にセットすると、その人の「人格」が現れ、その人の「本音」を代わ
りに話してくれると言う物です。好きな物・欲しい物を2番目まではすんなりと答えてくれたのですが、1番好きな物は「恥
じらう様な表情」でなかなか答えてくれません。ようやく、ドラえもんとのび太がひっくり返ってしまう程の、耳をつんざく
様な大きな声で、顔を真っ赤にしながら「やきいも!」と教えてくれます。やっとしずかちゃんの本音を聴けた2人は、大急
ぎでサツマイモ作りに取り掛かり、大きな入れ物いっぱいのやきいもを、プレゼントします。2人は喜ぶ満面の表情を疑うこ
となく想像していたでしょうが、予想に反して、しずかちゃんは「怒って」二人を追い返してしまいました。一応、「本人」
から「1番好きな」「本音」を聴けた上でプレゼントをしたのに、どうして「怒られた」のかと言う事が、2人にとっても、
恐らく、読み手の方によっても疑問なのですね。「アンケーター」は恐らく「機械」の部類に入ると思います。「機械」の
「言う通り」にしたら(きちんと「本人」から「本音」を聴けたのに)怒られたじゃないか!こんなもの役に立たな
い・・・、は実は筋違いだと思うのですね(笑)。先週、私自身、「機械を否定しているわけではない」また、端折りますが
「機械」は生活の「一助」の存在になっていると申したと思います。あくまで「一助」だと思うのです。振り返ってみて、何
故、本音を聴かれた時、しずかちゃんは恥じらったのか、その「通り」に行動して何故「怒られた」のか?もっと言えば、し
ずかちゃん「本人自身」から「本音」を聴けた訳ではないので、いきなり「やきいも」を渡されるとどういう反応を示すの
か?等、怒られるのではないか?と予測出来得る節が有った様な気がします。でも「アンケーター」はあくまで、持っている
「役割」を「余計な事」をせずに「忠実」に果たしただけなのですね。「アンケーター」自身はのび太に対して何一つ「やめ
ておいた方が良いのではないか」等の忠告など「情緒的」な「斟酌」はしていません。私自身は、感じる方ほとんどと同じで
しょうが、「機械」の「手助け」を借りた後の(ドラえもんと)のび太の行動が「人間的な面で」適切ではなかったのではな
いかと思うのです。知らなかったもしくは偶然の振りをして、「2番目の物」をプレゼントする。もしくは「玄関のドアを閉
めて」「家の中で」やきいもを渡してあげる(それでも、やきいもの時点で無理かもしれませんが・・・(笑))、個人的
に、現実的な面で言えば、前者の方ですかね・・・。もしくは、抽象的ですが「本音を聴いた」上で「自分自身」で「考え
て」出来得る「物」をプレゼントしてあげる事も選択肢でしょうね。しかも、「一番好きな物」をプレゼント出来るには、ま
だまだ遠い立場だったのかもしれませんし(笑)でも、それだけしずかちゃんが好きだと言う気持ちで取った行動だったで
しょうから、のび太を頭ごなしに否定も出来ないのが、悩ましい所なのですね。「一助」ですから、そのまま「言う通り」に
する物ではなく、「参考」にする物が現状の「機械」のポジションかとは思います。何でも「言う通り」にしてしまうと考え
る必要が無くなってしまいますから。その人と機械の立場が入れ替わってしまうのは、その人が「考えなくなった」時でしょ
うか?テストも迫っていると思います。毎日暑いですから、熱中症等、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。