こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
小学校4年生の算数に「垂直と平行」という単元があります。
教科書の中にこんな説明がありました。
1本の直線に垂直な2本の直線は平行であるといいます。
平行な直線は,どこまでのばしても交わりません。
読んだ時,えっ,と思いました。
1本の直線に対してともに垂直に交わるというのは,もちろん誤りではありません。
ですが,それは「定理」であって平行の「定義」とは言えないのでは……?
後段の「どこまでのばしても……」の方が,定義としてはふさわしいように思えます。
ただしそれはあくまでも平面図形に限った場合のことで,空間図形まで考えると「ねじれの位置」にも当てはまってしまいます。
教科書の「まとめ」のところには,こう書かれています。
平行な2本の直線のはばは,どこをはかっても等しくなっています。
ここで述べられている〈距離が常に等しい〉ということこそが平行の定義として最も適切なのではないでしょうか。
第1回定期考査に向けて自習していた中学3年生から質問されました。
「風流」ってどういう意味ですか?
美術では篆刻について学習しています。その中に出てきた「雅号」という言葉の意味を国語辞典で調べたそうです。
そこには「画家・文筆家などが,本名の他につける風流な別名。」と書かれています。
ところが,その「風流」がわかりません。そこで,私に聞いてきたというわけです。
「風流」という言葉はもちろん知っていますし,時に使いもしますが,改まって意味を問われると,なんと言えばよいのかわかりません。
そこで,今度は「風流」を自分の辞書で引いてみました。
「俗世間のことをはなれて,和歌や俳句を作り,また茶の湯などを楽しむこと」
なるほど,と思いました。確かにそうですね。
そこで,生徒にはこう説明しました。
「日本の伝統文化にふさわしい,おしゃれな感じ」ってことだね。
これで納得してくれました。
ちなみに,「平行」については,小学4年生に対してはこんな風に説明しています。
(「前ならえ」をするように両手を前に突き出し)こういう風になっているやつ。
これでわかってもらえます。