こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
今日の毎日新聞に興味深い記事が掲載されていました。
題して「遠隔化は大学の危機」。
多くの大学では,オンラインなどを利用した遠隔授業が続いています。
それに対して,学生の声が紹介されています。
「以前は,友達に会えるから大学へ行き,授業のやる気も出た。学習意欲が下がった。」
学生は,サークルや寮,研究室など,授業以外のところでも様々な人と交流します。関西学院大学の鈴木謙介准教授は,これを「裏のカリキュラム」という言葉で表します。授業とともに,この「裏のカリキュラム」が学生を育てるのです。
さらに,京都芸術大学の尾池和夫学長の言葉が記されています。
「大学教育は五感すべてを使うもの。遠隔授業は二感(視覚と聴覚)しか使えない」
これは大学に限ったことではありません。
私たち塾の人間にも共感できることです。
画面越しでは決して伝わらないものが,確かにあります。
目の前にいるからこそ感じられるものがあるのです。
「映像」でも「音声」でもなく,「身体」と「声」が共にあることの意味。
これを今,改めて実感しています。
人と人とが対面して直接やりとりをする。それが個別指導です。
新型コロナウイルスの流行で人と隔てられてしまった今だからこそ,かえって個別指導の価値が再認識されるに違いありません。