教室ブログ

2020.06.12

「利」と「理」

こんにちは。Wam四箇郷校です。近畿地方においては先日入梅し、不規則な空模様になり始めましたね。気温も湿度も上がる中、マスクを着

 

けるのも中々億劫な感じです。体調は崩されていないでしょうか?さて、学校の方では、概ね通常通りの校時表にて授業改めて実施されるかと

 

思います。昨日、一斉登校があり、「いつも通りの」「登校」が出来て「うれしかった」との声も聞きました。やはり、「健康な上」で「いつ

 

も通り」と言うのは、当たり前すぎる分、つまらなく感じてしまう所もあるかとは思いますが、普段の生活においてはやはり「この上ない」物

 

だと思います。さて、中高生の方達は、殆どの学校において、約1か月後にテストが控えていると思います。準備の方は進まれておりますで

 

しょうか?先日、このような英文を拝見しました「Reason does not come from heaven.」直訳すると、「理」は天より来たらずです。こち

 

ら恐らく、敢えてユーモアや洒落を利かせてわざとだったのかもしれません。本来は「利は天より来たらず」なので、「Profit does not

 

come from heaven.」になります。「利益は天から降って来るものではなく、自らの努力によって得るしかない」と言う意味です。どうでも

 

良い話になってはいきますが、個人的には私自身「理」でも「利」でもどちらでも間違いはないと思っています。自分に「利益」を得るために

 

は、自分にとって馴染む方法・考えを学び、作り出す為にまずは「理論」を学ぶ必要がある必要があるわけですから。本来表記の「利」の中に

 

「理」が表裏一体の如く隠れて居るとも捉えられて、これは本当に本心から「上手い事言うなあ・・・」と思った次第です。野村克也さんの最

 

新本を最近読み進めているのですが、「理を持って教える」のが信条と有ります。相手もしくはこちらが何故そうするのか、そう言う結果にな

 

るのかには、必ず原因・理由があるので、その背景を探り、反省研究する事が大事だ、との旨が「私から」して感じ取れた所感です。過去にも

 

数冊拝読しているのですが、実質的には「私から」してですが、「同じ様な事」しか書いていません。この「同じ様な事」が大事だと思うので

 

す。「同じ事しか書いてへんやんか。買って損した」ではなく、それがその方の考え方の「根本」の一つであって、いわばその方の本を読む際

 

の一つの前提の「常に一貫したテーマ=重要事項」になっているのだと思います(固定観念ではないですよ)。国語・数学等に限らず「文章を

 

読むのは人の話を聴く」事と同じと生徒達に言う時があるのですが、それは、本でも、相手からの直接の発話や行動にも、沢山の「理」が隠れ

 

ていると思います。「実践」してみて、失敗した上で多くの「利」を得る前には「理」が無ければ行動しようがないですから、誠月並みです

 

が、まずは一問でも多く問題を解く事が大事だと思います。でないと、「疑問」も生まれないですから。本を読んで関心を持ったり、問題を解

 

くのは、自分のペース基本だと思いますが、相手との会話を「成立」させると言う事に関しては「利」はまあ後回しとして、「成立」させる為

 

の「理」とは何だろうかとつくづく考える次第です。それぞれ違った「理」がある故至難の業ですし、特にその場で適切なタイミングで適切な

 

「理」を咄嗟に思いつけるだろうか?と言うのは更に至難の業だと思います。後に得られるかもしれない「利」もそれぞれ違うとは思います

 

が、「成立」した時に得られる「利」はその人にとっては、他に代えがたい物があると思ったりもします。それでも体が資本ですから、「利」

 

を得る為にきちんと「理」を得られる学びが出来る様、熱中症等、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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