こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
夕方の5時半過ぎから,風が強くなってきて,そして,……猛烈な雨!
「バケツをひっくり返したような」「車軸を流したような」「篠突くような」……。
土砂降りの雨を形容する言葉は数多くあります。
今日の夕立は「天の底が破れたような」激しい雨です。
夕立を詠んだ俳句はたくさんありますが,最もよく知られているのは蕪村のこの句でしょうか。
夕だちや 草葉をつかむむら雀
雀たちの様子から,雨の激しさが伝わってきますね。
夕立というと,私はこの歌を思い起こします。
夕立そこまで来ている 雷ゴロゴロピカピカ
情け容赦ないみたいだ
誰もが一目散へと どこかに走る
カエルはうれしなきをしてる
洗濯物がぬれるから 女はひきつった顔で
わめきまわる ころびまわる
男はどうした事かと 立ち尽くすだけ
空の水が全部落ちてる
井上陽水の「夕立」です。
激しいリズムも相まって,突然の大雨に人々がうろたえる様子が目に浮かびます。
屋内にいるから言えることですが,夕立は激しければ激しいほどわくわくします。
家にいたなら,窓の外を飽かず眺めています。
教室の外では,雷鳴もとどろいています。
授業を終えて帰る生徒に,教室の置き傘を貸してあげました。
自分が帰るまでには上がってくれるかな。
そんな虫のよいことを考えています。