教室ブログ

2020.06.05

「注意する側」「注意される側」

こんにちは。Wam四箇郷校です。6月に入りました。暑さもじわじわと増してきておりますが、体調は崩されていないで

 

しょうか?また、今晩から夜明けにかけて満月(ストロベリームーン)が見られるとの事ですので、快晴であれば、とは思い

 

ます。さて、学校の方では授業が始まりましたが、所によっては各教科、再開する単元がまちまちのようですね。今回は国語

 

の「論語」についてなのですが、(私勝手な主観ですが)学習されない学校は恐らくないと思われます。「己の欲せざる所は

 

人に施す事なかれ」と言う一節があります。西浜校にいた際、論語についてのお話を幾つか致したのですが、俗な表現をする

 

と、こちらの一節はかなり「ベタ」な部類に入ると思います。「孔子」と言う方「作」ではなく「孔子」のお弟子さん方が

 

「恩師」から受け継いだ教えの数々をまとめ上げた物が「論語」です。実際の教科学習には繋がり辛いかと思いますが、いず

 

れ自身が体験するかもしれない「実践教養的」な内容が詰まっております。「自分がされて嫌な事は人にしてはいけない」そ

 

れだけの意味です。されて嫌な事は何なのか?その「定義」と「理由」は、先人の方に聞くよりも、自分が実際経験してみな

 

いと実感し辛い部分が多いと思います。二つの立場、「注意する側」、「注意される側」両方に立つ事を経験しその都度学習

 

すれば、実感が強まり考えが深まるのではないかと思います。そうするべき場所で携帯電話をマナーモードにしていない、そ

 

の上かつ急用電話がかかって来て、周囲から「やかましい!」「何考えとんねん!」と罵声が飛ぶかもしれません。「つい忘

 

れていた」「仕方なかった」という事もあるかもしれませんが、当人からしたら、「そんなに怒らなくてもいいやん!」と相

 

手からの叱られ方が「不適切」だと余計な不快感を持たされるかもしれません。お互い「損」な気持ちですね。自分からすれ

 

ば「大切」な電話でも第三者からすれば、悲しいかなただの「雑音」にもなりかねないのですね。銭湯でも、自分は頭部を含

 

む全身にかけ湯をして水風呂に潜水したにも関わらず「潜水はやめて下さい」と注意されると「ちゃんとかけ湯してるし!」

 

と反論したくなる気持ちを抑えきれなくなるかもしれません。でも、今の「ご時世」を特に考えると、「潜水」について「注

 

意」しなければ、真似をする人が続出するかもしれないですし、そもそも今まで現行犯で注意されずに運が良かっただけとも

 

考えられるのですね。注意された人それぞれ、恐らく「悪気」や「悪意」は・・・無かったと思うのですが、「自分中心」の

 

「いつも通り」の感覚で結果考えてしまっていたのが、客観的に「不適切」だったのかもしれません。正直悔しい気持ちもい

 

ささか出るかもしれませんが、ぐっと堪えて、「何故注意されたのだろうか?(抽象的な言い方をすれば、相手からすれば

 

「嫌」な事だったからだとは思いますが)」と「極力」相手の立場に立った反省を繰り返す事が大事、と言う教訓がある一節

 

だと考えています。その繰り返しが「定義」と「理由」を形作る大切な事だとも考えます。これから国語で「論語」を学ばれ

 

る方が多いと思います。テストの点数・内申点も当然進路にとっては大事ですが「普遍的」な「孔子」の教えに一つでも多く

 

触れて感じて頂ければと思います。日増しに暑くなってきていますので、水分補給や帽子を被る等、暑さ対策を十分に、体調

 

に気を付けて下さい。

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