教室ブログ

2020.06.04

リーダーシップ

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

開幕が遅れていたプロ野球は,6月19日に開幕することが決まり,練習試合が行われています。

一方,開幕直後に中断していたJリーグも,順次再開することが決まっています。

 

さて,そのプロ野球とJリーグですが,日本の2大プロスポーツだけあって,日本中のトップアスリートの集まりと言っても過言ではないでしょう。

そんなアスリートの集団を率いるのが監督です。

この監督の役割が,野球とサッカーとでは大きく異なっています。

 

野球の場合,攻撃側の監督は,打者や走者に対して1球ごとにサインを出します。

打つのか,バントをするのか,ヒットエンドランを仕掛けるのか,盗塁を狙うのか,あるいは1球待つのか。すべては監督の指示によって決まるのです。

 

サッカーの監督は,そんなサインは出しません。というより,ボールが動いているときには監督のサインを見ている余裕などないのです。ドリブルでかわすのか,パスを出すのか,あるいはシュートを放つのか,すべて個々の選手が判断を下します。

もちろん,試合前に,あるいは普段から,監督が選手に戦略や戦術を伝えているからこそ,選手は適切な判断ができるのです。

 

 

スポーツに限らず,リーダーシップのとり方には「野球型」「サッカー型」とがあると思います。

 

メンバーに対し,まずこれをしてから次にこれをして,それはこうやってこっちはこうやって,といった具合に細かに指示を与えるタイプのリーダーは,「野球型」と言えます。

これに対して,事前に方針と注意事項を伝えて,あとは個々のメンバーに任せる,というタイプのリーダーは「サッカー型」です。

 

「野球型」のリーダーは,統一性を重んじます。メンバーには全員が指示通りに行動することを求めます。決められた通りにメンバーが動けば自らの理想が実現されると考えるからです。

「サッカー型」のリーダーは,柔軟性に価値を置きます。メンバーには自分で考えて行動するよう望みます。臨機応変に対処することで最善の結果が得られると考えるのです。

 

どちらがよいとか悪いとかいうものではありません。あくまでも価値観の違いに過ぎません。

 

ただ私自身は「サッカー型」のリーダーだと思います。

メンバーの一挙手一投足に注文をつけるようなことは苦手です。方向性が間違っていなければ,個々の違いはあってよいと思っています。むしろタイプの異なる人たちが集う方が,同質性の高い集団よりも実戦には強いのではないかと思っています。

 

現今のコロナ禍に臨んで,あるべきリーダーシップについて考える日々です。

 

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