こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
小学校4年生の算数では,最初に「角とその大きさ」という単元を学習しました。
分度器を使って角の大きさを測ったり,指定された大きさの角を描いたりします。
その中で,180°を超える角度を測ったり描いたりする問題が出てきます。
例えば,210°とか300°といった大きさの角を描くのです。
ところが,御存じの通り分度器は半円形ですので,180°までしか測ることができません。
では,どうすればよいのでしょう?
ここで使うのが,直線の角度は180°,一周すると360°,という知識です。
210°であれば,210ー180=30 ですので,直線を延ばして,そこから30°を測ります。
300°であれば,360-300=60ですので,反対向きに60°を測ります。
こんな風にすれば,180°を超える大きさの角を測ったり描いたりできるのです。
でも,教室に通う生徒がつぶやきました。
「360°測れる分度器があればいいのに……」
確かに! 分度器が円形であれば,いちいち計算する必要はありません。
分度器は半円形という常識にしばられていて,そんなことを考えたことがありませんでした。
小学校4年生の柔らかな頭に感嘆した次第です。