教室ブログ

2020.06.03

素朴な疑問

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

小学校4年生の算数では,最初に「角とその大きさ」という単元を学習しました。

分度器を使って角の大きさを測ったり,指定された大きさの角を描いたりします。

 

その中で,180°を超える角度を測ったり描いたりする問題が出てきます。

例えば,210°とか300°といった大きさの角を描くのです。

 

ところが,御存じの通り分度器は半円形ですので,180°までしか測ることができません。

 

 

では,どうすればよいのでしょう?

 

ここで使うのが,直線の角度は180°,一周すると360°,という知識です。

210°であれば,210ー180=30 ですので,直線を延ばして,そこから30°を測ります。

300°であれば,360-300=60ですので,反対向きに60°を測ります。

こんな風にすれば,180°を超える大きさの角を測ったり描いたりできるのです。

 

 

でも,教室に通う生徒がつぶやきました。

 

「360°測れる分度器があればいいのに……」

 

確かに! 分度器が円形であれば,いちいち計算する必要はありません。

 

分度器は半円形という常識にしばられていて,そんなことを考えたことがありませんでした。

小学校4年生の柔らかな頭に感嘆した次第です。

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