こんにちは、Wam円座校です。
本日27日は高松市内の小中学校の登校日でした。みなさん、朝はしっかり起きられましたか?
今回の登校日では主に健康チェックとGW期間中の宿題の提示がされました。今日早速、各学校の宿題の範囲表を見たところ、「予習」という二文字が見られる教科・学年がありました。
「え?宿題で予習?」そう思った人も少なくはないと思います。それもそのはずです。公立小中学校で年間を通して出される宿題は主に「復習」がメインです。なぜなら宿題は本来、定着を目的としているからです。しかし今回の休校で本来行われるはずの授業がなくなったことで全体の教育カリキュラムに遅れが生じています。その埋め合わせのために宿題に予習を出さざるを得ない状況になっている教科があるということです。
「いきなり予習を宿題でやってこいって言われても・・・」と戸惑う人もいることでしょう。
そこで今回は「家庭での予習の仕方」について、分かりやすくお話ししていきたいと思います。
これを実践することができれば家庭学習の質がグッと上がりますので、この連休を使って予習の課題が課されていない教科、学年もぜひ試してみてください。
※ちなみに高校生で予習を行う習慣がない人は学校の授業であっという間においていかれます。
【家庭での予習の仕方① 教科書を音読する】
新しい単元を自分で習うときには、何かベースとなるものが必要になります。それは教科書です。定期テストや入試問題は教科書に書かれている内容からしか出題されません。それゆえ教科書はとても大切なものです。「単元の理解は教科書の理解」といっても過言ではありません。ですので、まずは教科書に書いていることをザッとでいいので読んでみてください。できれば音読をすることが好ましいです。何が書いているのだろう、くらいの感覚でかまいません。どんなことを習うのか、把握しましょう。
【家庭での予習の仕方② 教科書を熟読する】
え?さっきと同じ?と思うかもしれませんがそうではありません。内容を把握したら次は熟読しましょう。ここでいう熟読とは“何が分かって何が分からないのかを自分の中で明確にすること“です。どういうことかといいますと、その①の段階で「ここはこういうことだな」と内容が理解できるところと、「ちょっと何書いているか分からない・・・」と内容が理解できないところをはっきりさせる、ということです。私はこの両者を把握するため、教科書に前者には「OK」と、後者には「?」を書き込んでいました。
この段階で大切なことは全部理解しようとすることではありません。冒頭でも述べたように何が分かって何が分からないかをはっきり区別することです。
以上が基本になります。さらに言うならば次の段階で「理解できている内容の問題を解き、理解できない内容はどこが分からないのかをもっと詰めてみる」を挙げたいところですが、とりあえず上記2点を試してみてください。”家庭”での予習の目的は、先程から繰り返しいっていますが、分かるところと分からないところを自分で明確にすることです。完璧な理解ではありません。
家庭で予習をした状態で学校の授業に臨むことができれば、分からないところがあらかじめ分かっているので、普段の授業に集中できるようになります。また自ら新しいことを学ぼうとすることで、読解力や考察力なども鍛えることができるのです。
いかがだったでしょうか。
教科書を大切に。私は高校入試・大学入試・大学院入試と経験してきましたが、教科書は全ての基本だと強く思います。だからワムでは基本的には教科書の内容に沿った教材を用いて授業をしています。もちろん、もっと上のレベルを目指される方はそれ用のカリキュラムも用意しております。
ここまで”家庭”での予習について話してきましたが、”塾”での予習の目的は少し違います。それはまた別の機会に話しましょう。
5月11日(月)から学校が再開する可能性が高くなりました。中学校では6月10日(水)に1学期期末テスト期間が開始となるそうです。もうテストに向けての戦いが始まろうとしています。それゆえこの連休の過ごし方がかなり大切になってきます。今日までお休みモードだった人はまず今日から起床時間と就寝時間を学校がある日と同じ時間にしてください。今日からすぐにです。
みんな条件は同じです。その中でどう差を付けるか、改めて考えてみましょう。