教室ブログ

2020.04.17

「理屈の生死」

こんにちは。Wam四箇郷校です。もう4月も折り返しました。日に日に日中が暑くなっていくのを感じます。体調は崩され

 

ていないでしょうか?さて、私事ですが、最近になって意味が染み入って来た感じの言葉があります。歴史人物、勝海舟氏の

 

「世間は生きている。理屈は死んでいる」です。先日ダウンタウンの松本人志さんも、テレビでこの言葉を発しておりました

 

が・・・。「目まぐるしく変わる世の中で、理屈を言ったり振りかざすだけでは何の意味も持たない(転じて、行動に移さな

 

ければ意味がない)」、と意味です。さらに私事ですが、中島みゆきさんの「時刻表」と言う曲の一節と上記の言葉がすごく

 

繋がって来た次第です。「誰が悪いのかを言い当てて どうすればいいかを書き立てて 評論家やカウンセラーは米を買う」

 

言い当てたり書き立てたりすることは、いわゆる「理屈」で、米を買う事は、いわゆる、実際「世間」を生かす為に(皆が生

 

きる為)に行わないといけない実際の行動のほんの「一例」です。それでも「理屈」は多くの先人の方達が生み出して来た

 

「知識」や「知恵」ですから、それらが生み出された限りでは、生まれた時点では「生きている」筈なのですね。どのジャン

 

ルにおいても「理屈」がどの時代においても存在する限り、「理屈」は自ら死ぬ事はないと考えています。むしろ、「理屈」

 

が死んでしまう原因は、発する人間の言葉の「重み」も当然大事ですが、自分が自分の中で、もしくは寄ってたかって「理

 

屈」を亡き者にしてしまうから「死んで」しまうのだと考えています。最近、沢山の方が、あちらこちらで「理屈」を提示し

 

ておられますが、それらの中で、素直に聞き入れて学べ得た事(理屈)が一つでもあれば、まずはそれを実施出来るかどうか

 

が大切なのだろうと思います。逆に「理屈」が在りすぎると「結局どうしたらええねん!?」とそれこそパニックになりかね

 

ませんから、幾つかだけで良いので、まずは、口酸っぱく警告されている事を実施したり、守ったり事、そして結局米を買う

 

事になったとしても(買うのは当然なのですが)、買い方ひとつの「理屈」を学ぶ事が大切なのでしょうね。「理屈の生死」

 

は自分にかかっている、とつくづく思った今回の勝海舟氏の言葉でした。手洗いうがいを励行し、出来れば家で出来る事を見

 

つけて、睡眠をじっくりとり、体調管理にはくれぐれも気を付けて下さい。

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