教室ブログ

2020.03.24

本当の「別れ」

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

今日は小宮小学校や宇津木台小学校の卒業式でした。

これで小中学校の修了式と卒業式が全て終わって,全員が春休みを迎えたことになります。

 

一口に「卒業」と言っても,小学校と中学校,そして高校とでは,それぞれ意味が違ってきます。

 

小学校の場合,卒業後は必ず中学校に進みます。

小宮小学校や宇津木台小学校だと,中学受験をした子以外は皆,石川中学校に進学します。

したがって,卒業は節目であっても,必ずしも「別れ」ではないと言えます。

 

中学校の場合は,だいぶ事情が違ってきます。

卒業後は,専門学校に進む子や就職する子もいないではありませんが,大部分は高校に進学します。

とは言え,進む高校は人それぞれです。

それまでの3年間,長い子だと9年間,毎日のように顔を合わせてきた同級生たちと離れ離れになってしまいます。

小学校の時とは違って「別れ」を強く意識することになります。

しかし,引っ越さない限りは同じ地域に住んでいるので,近所や最寄り駅などで顔を合わす機会も少なからずあります。

会おうと思えば容易に会えるので,つながりが断ち切られたとは感じないと思います。

 

高校は,卒業すると本当にばらばらになります。

大学・短大・専門学校,それに就職や留学,浪人する子もいます。

大学に進学するにしても,地方の大学に通う生徒などは,実家を出て下宿することもあります。

ですから,高校の卒業は,本当の意味での「別れ」となるものです。

結果的に,それきり会えなかった,という人が多くなるのです。

 

だから,「卒業」をテーマにした歌謡曲のほとんどは,高校の卒業を描いています。

松任谷由実の「最後の春休み」なども,こんな風に歌っています。

 

たまに電車で目と目が合っても もう制服じゃない

 

そう。高校を出ると,もう制服を着ることがなくなります。

そんなところにも,「別れ」を実感する理由があるのかもしれませんね。

 

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