こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
WHOが,新型コロナウイルス感染症のパンデミックを認めました。
東アジアのみならず,欧米でも感染者が急増している状況を見れば,妥当な判断なのでしょう。
そんな中,選抜高等学校野球大会,いわゆる「春のセンバツ」が中止されることになりました。
センバツは,出場する選手や関係者だけではなく,日本中のファンにとって,野球シーズンの到来を告げるものです。
戦後,反対するGHQを説得して開催にこぎ着けたのが1948年。
阪神大震災で甲子園球場も被災した1995年も,開幕の12日前に東日本大震災が発生した2011年も,開催の是非が議論されました。
それでもセンバツが行われてきたのは,選手たちやマネージャー,監督,そしてその家族,さらにはそれを見る日本中の人たちの想いを乗せた,特別な大会だからなのです。
打たれても投げ続けるエースに,エラーをしてうつむく内野手に,代打で初めて打席に立つ控え選手に,見る人は心を動かされます。
スタンドで,テレビの前で,あるいはラジオのイヤホン越しに,プレーする選手とともにあるのです。
だから,センバツが中止されるというニュースに,仕方がないと言いながらも,やりきれない思いを拭いきれません。
センバツだけは何とかならなかったのだろうかと思わずにはいられないのです。
2020年は,コロナウイルスに振り回された1年として,記憶されることでしょう。
それは「センバツが中止されたほど」という枕詞を伴って。