こんにちは。Wam高積校です。
近頃、人間の行動原理について考えています。日々生徒と接している中で、「勉強をしてもらうにはどうすれば良いのか」と考えます。そして、「今勉強しておかないと後で困る」という趣旨の話をしても、生徒にはあまり響きません。
勉強をしなければ、その積み重ねにより今以上に状況は深刻になるはずです。しかし、そういった日頃の微々たる変化や何年後かに訪れるかもしれない状況の変化をいくら説明しても、生徒たちの行動に影響しないことも多々あります。その生徒に対し、「頑張れ」「君なら出来る」と意識に訴えかけても、効果はあまり期待できないでしょう。そもそも、生徒からすれば「やる気」はコントロールできないので、コントロールできないことに対して文句を言われても、逆効果になりかねません。
そうではなく、もっと科学的な視点で対処することも重要だと思います。日々の生徒の行動からその原因を抽出し、然るべき対処をすれば行動の改善に寄与するかもしれません。
精神論も大事ですが、それだけではどうにもならないこともあります。せっかく世の中に行動経済学や行動心理学などの学問があるのですから、そういった先行研究を利用するべきでしょう。
日々試行錯誤です。