こんにちは!Wam木太校講師の金谷です。
本日から2日間、令和最初で最後のセンター試験が開催されます。
私もちょうど1年前にセンター試験を受けました。今では受験生を支える立場になりました。去年の自分と重ねてみるといろいろと思うこともあります。
ワムで頑張ってきたから大丈夫。思いっきり楽しんできてください!!
さて、今回は「私のおすすめする勉強方法」ということなので、勉強方法を紹介していきたいと思います。是非参考にしてください!!
まず、勉強は質×量です。量は生徒の皆さんの学校や家庭での学習に任せるとして、今回は主に勉強の質について、教科ごとにお話します。
①国語
言葉は「概念を伝えるための道具」です。言葉を概念に変換する力が読解力、概念を言葉に変換する力が表現力です。この読解力と表現力を養うには、問題量をこなすことが一番の近道です。習うより慣れろ!です。問題をこなすにあたって押さえておくべきポイントをいくつかご紹介しておきます。
〈説明文〉
○段落頭の接続詞に着目して大筋をつかむ
⇒「しかし」→前の段落に対する逆の主張。逆接の言葉がでてきたときは、”逆接の後”にあるの方が大切
「それでは」→問題提起・視点の切り替え
「このように」→筆者の主張や事実をまとめて抽象化する など
○「指示語が指しているもの」や「別の言葉で言い換えているもの」、「対比しているもの」を正確につかむ
⇒ 指示語は”直前に”出てきた事柄を指している
○大問の最後の「文章中の言葉を使って説明せよ」系の問題は、最後の段落を中心に出題されることが多い
⇒「筆者が一番伝えたいことは何なのか?」を考えながら読みましょう。
〈物語文〉
○登場人物の心情をつかむ
⇒「拳を強く握りこんだ」という表現ひとつとっても、怒っているのか悔しがっているのか、はたまた決意を固めているのか、状況によって変わっ てきます。前後の記述から正しく読み取りましょう。
○「傍線部〜とあるが、それはなぜか。」→傍線部の起因になったものを、それより前の部分から探す
⇒なぜ、と聞かれたら「〜だから。」で答える
○「傍線部〜とあるが、どういうことか。」→傍線部を言い換えている選択肢を探す、もしくは言い換えている言葉を本文中から探して記述する
⇒どういうこと、ときかれたら「〜こと。」で答える
あとは量です!頑張ってください!
②数学、算数
○まず公式を理解して覚える
○基礎計算演習をこなして解き方を身につける
○応用問題の解き方の型と大筋を覚える
○定期テストや診断テストで間違えた問題を復習する
○覚えられていない公式、理解できていない問題を把握する
分からないことがあれば私達に聞いてください!!
③英語
言語の習得は一筋縄ではいきませんし、人によって勉強法の合う合わないの差が大きいと思います。書く、読む、話す、聞く、のどれが一番自分に合っているのか、探してみてください。
○単語は隙間時間(登下校中、お風呂、寝る前など)に思い出して復習
○思い出せなかった単語はすぐ調べる
○単語や例文を書きまくる
○教科書を音読する
⇒滞りなく読めるようになるまで繰り返す。付属のCDがあれば、それをお手本に発音やリズム感を真似する
音読はとても大切です。言語は音声が文字より先にありますから、滑らかに発音できることはその言語を使えることに繋がります。音読は読む力と聞く力と話す力を同時に鍛えられるので、手っ取り早く体で覚えることができます。
単語も文法も発音も、音読で覚えて一網打尽です。
④理科・社会
○学校で使っている問題集をとにかく反復する
○間違えたところは印をつけておいて、その日の夜か翌日にもう一度復習する
○「今日はこんな問題で間違えたな。正解はこれだな。」とお風呂の中で思い出すだけでも記憶定着の効果がある
勉強の質についてはざっとこんな感じです。自分に合った勉強法を研究するのも楽しいですよ。
最後に量についても少し言及します。冒頭で述べたように勉強は質×量で効果が現れるので、どんなに質のいい勉強法を知っていても量が0なら掛けて0です。まず絶対量を確保してください。量さえこなせば、質が0ということはありませんので成績は必ず上がります。量をこなすと言っても、がっつり机に向かって何時間も勉強する必要はありません。日々の生活の中で少しだけ、今日勉強したことを思い出す時間を作ってください。登下校中、お風呂、御手洗など、脳みそを使っていない時間はありませんか?その時間を使って、軽く復習してください。
生活習慣の中に勉強を上手く取り入れる。誰にでもできるけど、誰もやってない勉強法です。お試しあれ。