教室ブログ

2020.01.10

割合は割と難しい

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

小学5年生の算数で最大の山場となるのが割合の学習です。

 

①はるみさんは800円持って駅へ行き,その25%の金額で切符を買いました。切符は何円でしたか。

 

②みゆきさんの学校で,今日欠席した生徒は26人です。これは,学校全体の生徒数の5%にあたるそうです。みゆきさんの学校の生徒数は何人ですか。

 

③あゆみさんは,家から850m離れた友達の家まで行くのに,680m歩いて一休みしました。歩いた道のりは全体の道のりの何%ですか。

 

求め方は,それぞれこうなります。

 

①800×0.25=200 ②26÷0.05=520 ③680÷850=0.8

 

何と何を掛けるのか,あるいは何を何で割るのか,基本を理解していないと混乱しがちです。

 

さらにはこんな問題もあります。

 

定価2800円のスニーカーを定価の25%引きで買います。代金はいくらですか。

 

〈2800×0.25=700〉ではありません。25%引きなのですから,75%で買うことになります。

したがって〈2800×0.75=2100〉となります。

 

ポイントは「もとになる大きさ」を押さえることです。

「……の□%」という表現に着目することが大切です。

 

そして,もう一つ。

わかりにくいなと思ったら,図に描き表してみることです。

文字よりも格段にわかりやすくなるはずです。

 

教室では,こういったところを繰り返し確認していきます。すると,考え方が次第に定着していくのです。

 

数学の苦手な中学生の大半は,小学生の時に分数と割合でつまづいています。

逆に言えば,割合でつまづくと後々まで響いてくるということです。

ですから,そうなる前に手を打っておくことが肝心なのです。

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