こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
小学5年生の算数で最大の山場となるのが割合の学習です。
①はるみさんは800円持って駅へ行き,その25%の金額で切符を買いました。切符は何円でしたか。
②みゆきさんの学校で,今日欠席した生徒は26人です。これは,学校全体の生徒数の5%にあたるそうです。みゆきさんの学校の生徒数は何人ですか。
③あゆみさんは,家から850m離れた友達の家まで行くのに,680m歩いて一休みしました。歩いた道のりは全体の道のりの何%ですか。
求め方は,それぞれこうなります。
①800×0.25=200 ②26÷0.05=520 ③680÷850=0.8
何と何を掛けるのか,あるいは何を何で割るのか,基本を理解していないと混乱しがちです。
さらにはこんな問題もあります。
定価2800円のスニーカーを定価の25%引きで買います。代金はいくらですか。
〈2800×0.25=700〉ではありません。25%引きなのですから,75%で買うことになります。
したがって〈2800×0.75=2100〉となります。
ポイントは「もとになる大きさ」を押さえることです。
「……の□%」という表現に着目することが大切です。
そして,もう一つ。
わかりにくいなと思ったら,図に描き表してみることです。
文字よりも格段にわかりやすくなるはずです。
教室では,こういったところを繰り返し確認していきます。すると,考え方が次第に定着していくのです。
数学の苦手な中学生の大半は,小学生の時に分数と割合でつまづいています。
逆に言えば,割合でつまづくと後々まで響いてくるということです。
ですから,そうなる前に手を打っておくことが肝心なのです。