前回は、勉強をする意義を、「ダマされない」、「自立してものの判断ができる知識、知恵を身に付ける」と述べました。
あと、勉強をすることの意義がもう1つあります。
それは、「人の気持ちが分かる」ということです。
私たちは「個人」であると同時に、「全体の一部」でもあります。私以外の人間と関わりを持たないと生きていけないのです。
私たちが勉強によって獲得した「知恵、知識」が広く社会全体の利益に結びついてこそ、私たち自身の輝きが増すのです。
つまり、自らを高め、それが他者の為になること、その連続こそが人生なのです。
そのためには、この世に生きるありとあらゆる人々の気持ちが分かる感受性の獲得、それが勉強をするもう1つの目的なのです。
なぜ勉強するのか・・・・それは人の気持ちが分かるようになるため。
人の気持ちが分からなくて、賢くなるのは、間違ったことなのですよ。