こんにちは、出口校の西川です。
神戸市の小学校教員による同僚への「いじめ」という痛ましい事件が起こりました。
今後、いろいろな側面から問題の再発防止が図られると思います。
今回、私からは、「いじめ」は生物の本能か?
という切り口でお話ししてみたいと思います。
皆さんご存知、人気者の「イルカ」。
水族館でのイルカは従順で温厚なイメージがあります。
しかし、同時にイルカは知能が高いからなのか、時に非常に残酷な面も合わせ持ちます。
イルカはストレスや不満を抱えると、自分より小さいイルカをいじめて、跡が残るほど強く
噛みついたり、精神的に追い詰めたりします。
他の動物にみられる一対一のいじめだけでなく、群れで一頭をいじめるケースもよく見られます。
いじめを受けたイルカは体重が減少したり、胃に病気を抱えたりします。
行き過ぎた遊び感覚でいじめられ、傷ついた赤ちゃんイルカが浜辺に打ち上げるケースも
観測されています。
特に、狭い水槽の中ではいじめがよく起こるそうです。
(学校や職場、地域などの閉鎖された空間にも当てはまりそうです。)
このいじめによって弱い個体が淘汰され、群れ全体の安全が保たれているという考察もありますが、
効果を発揮しているという裏付けはありません。
一方、同じく知能が高いことで知られる霊長類の中には、ゴリラやボノボのように温厚であまり
いじめの起きない動物もいるそうです。
つまり、知能が高いことと残虐性を持つことは必ずしもイコールではないようです。
話は、神戸市の小学校教員いじめ問題に戻って、
なぜ、「いじめ」は起こるのか?
「誰かを犠牲にすることで、周りの結束が固まる」
と言っている専門家? もいます。
被害者は、学校で他の教員の助けがなかったのなら、現在のような
ネット社会でどうして自身のいじめの現状を発信できなかったのか? など・・
(人はインパクトの強い経験が繰り返し行われると、思考が停止するという研究結果もあるようです。)
本日、被害者の先生が担当クラスの生徒にむけて メッセージを送りました。
誤解を恐れず厳しいことを言わせてもらうと、
「先生には戦ってもらいたかった。
先生にとって生徒が一番大切だと思うなら、
自分の担任の先生がいじめられているところを
見た生徒の気持ちを考えてほしかった。
(戦うべき時は、戦う先生を見せてあげてほしかった。)
先生の本当に守りたかったものは何だったのか?
被害者の方に大変厳しい言い方ですが、先生という職業を選んだ以上、
強くなければ、大切な人さえも守れないんです。」
とても、悔しい気持ちがしました。
被害にあわれた先生はもちろん被害者です。
しかし、学校の生徒の将来にとっては、
ある意味、加害者であるかもしれません。
もちろん集団でいじめに加担した教員が一番最低です。
この機会に皆さんも是非、自分の考えをまとめてみてはいかがでしょうか。
いつも最後までお読みいただき有難うございます。
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