こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
石川中学校の第2回定期考査は9月25・26の両日に行われましたが,返却された答案を授業で確認しています。
問題そのものの解説はもちろんのこと,今後の勉強についても様々な指導を行っています。
さて,3年生の数学で出題された問題です。
√a²=a は正しいですか。
たったこれだけの問題です。
生徒の多くは「正しい」と解答していました。
根号の中が平方数なら根号が取れる,と教わっていますから。
ですが,正解は「正しくない」。
なぜならば,a が負の数の場合は成り立たないからです。
しばらく考えて,はたと思い当たりました。
=(イコール)のことを,日本の算数では「は」と読んでいます。
1+1=2のことを「1たす1は2」というように。
つまり,左から右に読むことを前提にしているのです。
「√a² は a」と読めば,「正しい」と言えます。
だから,みんな間違ってしまったのです。
小学生の頃の刷り込みが,今に至るまで思考を束縛しています。
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものですね。