みなさん、こんにちは!楠根校 教室長の野村です。
リーディングスキルテスト(RST)というものをご存知でしょうか?
簡単に言うと、教科書や新聞に載っている、長文ではなくツイッター程度の短文を読んで様々な設問に答えるという、基礎的・汎用的読解力を測るテストです。
※実は、1年半くらい前にも取り上げたトピックスです。興味がある方は「「読める」ことは生きること」(https://www.k-wam.jp/blogs/2018/02/post-20191.html)もご覧ください。
そのテストの中に、「同義文判定」という問題群があります。200字に満たない2つの文の意味が同じか・異なるか、二択で選択します。この能力は、記述式問題の答え合わせをするうえで欠かせない能力です。
例えば、こんな問題です。
①『幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。』
②『1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。』
さて、この①・②の2文は同じ意味でしょうか?
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答えは『異なる』です。
中学生の正答率は57%に留まったそうです。
しかも、先程の例題の2つ目について「先生、どうしてこれは×なのですか?」と聞きにくる生徒までいたそうです。
目を疑うような結果ですね。ただ、一つ疑問も浮かんできます。
いわゆる「適当に解答した」生徒が多くいるのではないか?ということです。
ちなみに、RSTというテストは、他のテストとは異なり、パソコンやタブレットを使って解きます。
なので、問題はインターネットを経由して出題されます。
しかし、この形式で出題すると、受検者の解答パターンや解答するまでにかかった時間などをモニターできます。
たしかに、「数秒以内に解答し、しかも全部①番の選択肢を選び、正答率はランダム並み」という生徒もたそうですが、その割合はごく少数だったとのことです。
つまり、「さんざん考えた末に間違える」という生徒のほうが圧倒的多数だったのです。
「事実について淡々と書かれた短文」を正確に読むことは、実はそう簡単なことではなく、それが読めるかどうかで人生が大きく左右されてしまいます。
例えば、「メールの誤読によって予期しなかったトラブルにあう」「指示されていることを正確に理解できず、誤った作業を行ってしまう」などです。これらは、企業人(組織人)だと致命的です。
だからこそ、大学入試改革も「国語力(読解力)」に力を入れています。
記述を導入したり、試験問題の内容に実用的なものを採用したりがその例です。
来年度から導入されるプログラミング教育で問われる「論理的に物事を考えること」も必要ですが、それと並行して「基礎的・汎用的読解力」を身に付けることも大事です。
ぜひ早いタイミングからの学習習慣を身につけ、しっかりとした基礎読解力をWamで養いませんか?
では、最後にRSTの出題内容をもとに一問出題します。みなさん、正解できますか?
(答えはブログの一番下に)
■2で割り切れる数を偶数という。そうでない数を奇数という。
問:次の数字の中で、偶数をすべて選びなさい。
① 7 ② 32 ③ 0 ④ 85 ⑤ 146
—
これからの勉強は、みなさんにとって「いま現在において、最適な手」を打ち続けていく必要があります。
いまの時代の環境に適応し、変化(進化・成長)することが、この「大変化の令和時代」を生き残っていく唯一の考え方です。今はそれを勉強を通して知ってください。
そして、みなさんがこれから歩む長い道のりをしっかり進んでいけるための足固めの一助をWamが担います。個別指導Wamの講師一同、全力でお手伝いさせていただきますので、一緒にがんばっていきましょう!
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以下の校区から、多くの生徒さんが通っています。
東大阪市:楠根小・楠根東小・藤戸小・西堤小・森河内小・楠根中・新喜多中
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(問題の答え:②・③・⑤)