前回は国語についてお話ししましたので、今回は算数・数学についてお話します。
公式や、解き方を、繰り返し問題を解く中でただ覚えていけばいいじゃないってお思いの方も多いと思いますが、この「ただ覚えていけばいい」という手法が、数学嫌いを加速させていくのです。つまりは「理屈抜きで覚えろ」というやり方です。
ところが、数学とは、よくよく考えれば「理屈のロジック」の積み重ねで出来上がっているものであり、それを「理屈抜きで」とは、言語道断と言わざるを得ません。
なぜ、分数の割り算は逆数をかけるのか?
なぜ、三角形の面積は底辺×高さ÷2なのか?
なぜ、比率は外×外=内×内なのか?
そうなってるんだから、覚えたらいいんだ! ではなく
なぜそうなるのかを、わかりやすく説明してあげることです。理屈がわからなければ、頭は覚えることを拒否してしまいます。
なるほど、そういうことなんだ・・・の積み重ねが、誰にも負けない数学脳を作り上げるのです。
なぜそうなるの? なぜその公式を使うの?
という問いかけを繰り返ししてあげることで、お子さん自身に考えさせてあげること。
数学は「理屈のロジック」なんですよ!