説明文、物語、随筆等、ジャンルはいろいろあるのですが、国語の文章問題を解いてもらっているとき、そろそろ読み終わったな、というタイミングで「何が書いてあった?」と問いかけると、「えっ?」という返答が返ってきて、もう一度文章を読み直し始めたら、要注意です!
要するに、文字は読んでいますが、その内容は全く頭に入っていないというサインなんです。
当然設問に答える際に、一度読んだ文章を何度も読み返さなければならなくなり、二度手間、三度手間を繰り返すことになるのです。
文章には、「読み方」という作法がちゃんとあり、読み終えた後、その場面、情景、登場人物、心情の変化、話している題目、それについての筆者の主旨、結論などが、箇条書きできるようになれば、合格です。ワムでは、読み終えた後、ホワイトボードに話の内容を、絵で描いてもらったりして、まずは読んだ内容の徹底理解に努めています。
設問に早く答えようとするあまり、文章を丁寧に、きちんと読むということが、おろそかにされているように思います。
まずは、筆者、作者の「述べたいこと」「言いたいこと」に、しっかり耳を傾ける癖をつけましょう。
さすれば、苦手科目から国語はなくなりますよ!