Wam新大前校の藤井です。
いやあ、暑いです。校舎の向かいに百均ショップがあるのですが、そこにジュースを買いに行っただけで汗が噴き出てきます。
本格的な夏期講習がはじまって1週間たちますが、まだまだ連日、新たにWamを訪れる初めての生徒さん保護者様もいらっしゃいます。始めよう、と思ったらときが始め時ですので、まだまだ待っています。ただし、時間帯によっては締め切った日時も多数ありますのでお早目に来校してください。
さて夏休みの過ごしかたとして「苦手のところだけやりたい」という要望がありますが、ではそういうご家庭、生徒が本当に苦手としているところがどこなのか限定できる人はなかなかいないのです。そういう話をします。
これは問題演習中心に自主学習を進めていくスタイルの塾などにも言えることかもしれませんが「わからないところがあったら聞いてね。」という先生の言葉に、果たしてどれくらいの生徒が「ここがわからないから教えてください。」と自分の分からないところを応えてくれるかというと、これまた藤井の経験上3人に一人かなあ。もっと少ないかも。分からないところがピンポイントでわかって質問ができる生徒と言うのはその時点でもうかなり自立して勉強ができることが多いんですね。
そういう生徒ならば自分で本で調べたりネットで解決ができるので、極端なことを言えば塾なんか必要がないのかもしれません。
同様に「苦手なところ」というのも実にあいまいな話で、実際何が苦手か、という問いに対して「それを先生が見つけてくください。」と相談されることもしばしばです。「基本は出来ているけど応用がわからない」という生徒は10人いれば8人そう言います。断言しますが、そこまで基本がしっかりできていれば応用問題に差し掛かってもまったくできないことはないはずですよ。基本が出来ている、というのは案外甘い勘違いで、実際にはやってみると解けない、理解が不十分なところがたくさん潜んでいることの方が多いです。
長くなりそうなので結論から言いますね。
「苦手」かどうかは時間をかけて実際にやってみて「ありゃ、できると思ってたけどできないわ。」と「発見」して、それを習って「理解」して類題を「反復」して「定着」する。
その繰り返しです。苦手はやってはじめて見つかるものです。
だから長い夏休みは時間をかけてまんべんなく復習して苦手を探す旅、そう思って取り組んで欲しいと思います。