こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
明日,7月4日,第25回参議院議員通常選挙が公示されます。
今後の日本の未来を左右する,というのはもちろんのことですが,9月に行われる定期考査や,来春の私立中学入試等でも時事問題として出題されることが予想されます。
そこで,参議院議員選挙について,おさらいしてみましょう。
日本国憲法第41条で「国会は,国権の最高機関であって,国の唯一の立法機関である」と定められています。
その国会は,衆議院と参議院の両院によって構成されています。任期4年で解散もある衆議院と異なり,任期6年で解散のない参議院は,長期的な課題に腰を据えて取り組むことが求められています。党利党略よりも個々の議員の思想が重んじられることから,参議院は「良識の府」とも呼ばれます。
衆議院が全議員を一斉に選挙するのに対し,参議院は3年ごとに半数ずつを改選します。総定数は242名でしたが,2018年の公職選挙法改正によって248名となったため,今回の選挙では,その半数の124議席が争われることになります。このうち,50議席が政党ごとの「比例代表」によって選出されます。残りの74議席は原則として都道府県を単位とする「選挙区」で選出されます。47都道府県の中で,鳥取県と島根県,徳島県と高知県は,それぞれが合区とされています。
選挙権は満18歳以上の男女,被選挙権は満30歳以上の男女に与えられています。
したがって,高校3年生の中にも選挙権を持つ生徒がいるわけです。
小宮町校にも選挙権を持つ生徒がいます。きっと高校でもいわゆる「主権者教育」がなされているものと思います。
日本国憲法第97条には「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は,人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって,これらの権利は,過去幾多の試練に堪え,現在及び将来の国民に対し,侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」とあります。
その権利を無駄にせず,自分のため,そして世界のために行使してほしいものです。