こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
今日,小宮小学校の6年生は,オリンパスホールで劇団四季の「こころの劇場」公演を鑑賞してきました。
これは,小学生を無料で劇場に招待して演劇の感動を届けるというプロジェクトです。
今回の演目は「カモメに飛ぶことを教えた猫」。
教室に来た生徒に「どんな話だった?」と聞くと,あらすじを説明してくれました。
傷ついて地に落ちたカモメが卵を産み,猫に卵を託して死んでしまう。
猫は卵を温め,ヒナを育て,飛び方を教える。
そして,カモメは飛び立っていく。
そんな話だと教えてくれました。
この作品は,ルイス・セプルベダというチリの作家が1996年に発表した小説です。
セプルベダは,1970年代にチリの軍事政権に弾圧され,ヨーロッパに渡って著作活動をしています。
演劇に感動するという体験が,子どもの心を豊かにしてくれます。
そしてそこから原作や作家に関心を持ち,さらには世界の国々や様々なできごとに興味を広げていってほしいと思います。
文学や芸術は,科学技術や経済等と違って,日々の生活にすぐに役立つものではありません。
でも,それは私たちに本当の豊かさを与えてくれるものです。
そして,それは世界を望む窓でもあります。
今日の感動が,子どもたちの5年後,10年後,20年後の人生に,きっと何かを与えてくれたことでしょう。