こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
インターネット,ことにSNSの普及に伴い,新聞や雑誌,書籍などの活字メディアはもとより,漫画やテレビさえも見ない人が増えてきています。
昭和の時代に生まれ育った私からすると,もはや異次元の世界にさえ思えてきます。
インターネットは確かに便利なものです。欲しい情報をいつでもどこでもすぐに手に入れることができます。そして,自ら情報を発信することもできます。それも,いつでもどこでもすぐにです。
でも,逆に言えばインターネットは欲しい情報しか手に入れられません。そして,情報をいつでもどこでもすぐに発信してしまいがちです。
旧来のメディアは,欲しいと思っていた情報だけでなく,今まで知らなかったり興味を持っていなかったりしたことにもアクセスすることになります。それによって関心が広がったり知識を得たりしたものです。
その一方で,自ら情報を発信するのはなかなか大変です。できるとしてもせいぜい投書するぐらいのことで,それも手間も時間もかかります。その分,深く考えることができたのだと思います。
短絡的な言動で批判を浴びたり,不寛容な態度で他人を傷つけたり,そんなことが多くなっているように思います。
その全てではないにしても,インターネット・SNSの普及が遠因となっているのではないでしょうか。
人として,大人として必要とされる良識や教養は,インターネットからは得ることのできないものだと思います。
令和の今も,いやこんな時代だからこそ新聞を読んでほしいと思わずにはいられません。