こんにちは。Wam西浜校です。「暑い」と言う言葉を口にする事が多くなって来ました。最早、日中の車中は温度を下げる
なりしないと、危険な状態になりつつありますね。さて、中学校・高校では、中間テスト真っ只中、もしくはこれからと言う
所もあるでしょうか?出来れば、体調を気遣いつつ、睡眠時間はしっかり取って、計画しながら、勉強を進めて頂ければ、と
思います。久しぶりに論語のお話なのですが、「子游(しゆう)これを問う。今の孝は是能く養う事を謂(い)う。犬馬に至
るまで、皆能く養うこと有り、敬せずんば、何を以て別たんやと」【訳】子游(孔子の弟子)は「孝」とは何かを質問した。
最近の「孝」は良く親を養えば良いという事の様である。しかし、犬や馬でも「飼う」という意味合いにおいては犬や馬を養
うと言う。敬いの心を持たずして、何を以て親孝行と言えるであろうか?(むしろ親不孝ではないか?)親孝行と一口に言っ
て、どういう事か?と定義する事は非常に難しいとは思うのですが、少なくとも、子供が自立して一人前になり、親御さんに
「お返し」出来る様になった頃からが「親孝行」を行うべき時と定義する事は、似つかわしくない様です。一つ例えるとすれ
ば、逆に、子供の立場でから見て、親御さんから、お金や、食べ物、文化的な趣向品など、欲しい物を与えられた時、シンプ
ルに「嬉しい」感情や愛着が湧くのは、ごく自然な事だとは思うのですが、その感情や愛着が向く(向き続ける)矛先は、親
御さんでしょうか?それとも、その「物」に対してでしょうか?「敬う」と言う事は、数々の状況にも依ると思いますが、お
互いの利害、立場や状況の理解が出来た上に成り立つ気持ちだと思うんです。お互いを「一人の人間」として見られる様に、
子供からすれば、「親御さんが「無理」していないか?」自立した子供に助けてもらう様になった親御さんからすれば、「子
供が「無理」していないか?」お互いが、そこまで本心から考えられる様になるには、本当に難しい事だとは思うのですが、
片方からだけでも、そう言った疑問一つから、お互いを気遣い合えるきっかけが生まれたりする事も有るのではないか?思い
ます。それでも現実、「今度のテストの結果が良かったら・・・」と言う「約束事」はあちらこちらであると思いますし、私
自身も「欲」があるので、やはり、難しいのですが・・・。どの様な形にせよ、今回のテスト、ご両人共々喜べる様に、皆さ
ん頑張って下さい。暑くなって来ています。熱中症の心配も出て来ますので、水分補給・暑さ対策等、体調に気を付けて下さ
い。