こんにちは。
まだまだ「理科のすすめ」は続きます(笑)。
それだけ皆さんに理科の楽しさを知って欲しいから。
さて今日は「人のからだ」について。
小学校でも少し習いますが、
たいていは中学2年の「生命」の中で「人のからだのしくみ」について習います。
その中でも定期試験によく出題されるのは「血液循環」じゃないかな。
すでに習った人、ちゃんと覚えているかなぁ。
みんな血液の流れ図を「丸暗記」で覚えようとしていないかな?
でもそれだと、ちょっと忘れるともうだめでしょ。
でも「なぜこう流れるのか」「なぜ肺動脈の中に静脈血が流れているのか」
理屈をちゃんと理解すればけっして難しくはないし、忘れることもなくなります。
そう、理科は丸暗記科目ではありません。
ぜひきちんと理解したうえで憶えていってください。
そうすれば絶対理科の点数は上がります。
人の体ってすごいんです。
体中のいろんな部位が、みななんらかの仕事や意味を持って存在しています。
特に僕が感心するのは「肝臓」かな。
いまや「人工心臓」「人工心肺」「人工関節」などいろんな箇所が
人工のもので代用できるようになってきています。
「腎臓」だって「透析治療」でもその代行ができています。
でも肝臓は体内最高の化学工場であり、
研究はされていますがそう簡単に完璧な人工のものは作れません。
人体の中でも一番複雑で高度な仕事を担当していると思います。
心臓は大事な臓器だけど、仕事としてはある意味ただのポンプだもんね。
皆さんの中には将来「看護師になりたい」「理学療法士を目指している」
など医療系に進みたい人もいると思います。
すばらしい仕事です。やりがいもあります。
でも、人の命や退院後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)に大きく関わる仕事であり、
すごく大事であるぶん、責任もある仕事です。
その仕事を目指す人が「人体はよくわからない」なんて言ってはいられません。
必ずしっかりと勉強してくださいね。
あ、臓器や部位、骨などの名前はひたすら覚えるしかないけどね。
「解剖学」は看護学生が最初に超えなければいけない大きな山ですよ。
そういう仕事に就かなくても、
特に女性は自分の体内で新しい命を育てる可能性も高いです。
そのためにも、自分の体にきちんと興味を持って欲しいと思います。
「人のからだのしくみ」は知れば知るほど感動・感心を感じることができます。
ではまた。