教室ブログ

2019.04.25

理科のすすめ(4)「人のからだ」

こんにちは。

 

まだまだ「理科のすすめ」は続きます(笑)。

それだけ皆さんに理科の楽しさを知って欲しいから。

 

さて今日は「人のからだ」について。

小学校でも少し習いますが、

たいていは中学2年の「生命」の中で「人のからだのしくみ」について習います。

その中でも定期試験によく出題されるのは「血液循環」じゃないかな。

すでに習った人、ちゃんと覚えているかなぁ。

 

みんな血液の流れ図を「丸暗記」で覚えようとしていないかな?

でもそれだと、ちょっと忘れるともうだめでしょ。

でも「なぜこう流れるのか」「なぜ肺動脈の中に静脈血が流れているのか」

理屈をちゃんと理解すればけっして難しくはないし、忘れることもなくなります。

そう、理科は丸暗記科目ではありません。

ぜひきちんと理解したうえで憶えていってください。

そうすれば絶対理科の点数は上がります。

 

人の体ってすごいんです。

体中のいろんな部位が、みななんらかの仕事や意味を持って存在しています。

特に僕が感心するのは「肝臓」かな。

いまや「人工心臓」「人工心肺」「人工関節」などいろんな箇所が

人工のもので代用できるようになってきています。

「腎臓」だって「透析治療」でもその代行ができています。

でも肝臓は体内最高の化学工場であり、

研究はされていますがそう簡単に完璧な人工のものは作れません。

人体の中でも一番複雑で高度な仕事を担当していると思います。

心臓は大事な臓器だけど、仕事としてはある意味ただのポンプだもんね。

 

皆さんの中には将来「看護師になりたい」「理学療法士を目指している」

など医療系に進みたい人もいると思います。

すばらしい仕事です。やりがいもあります。

でも、人の命や退院後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)に大きく関わる仕事であり、

すごく大事であるぶん、責任もある仕事です。

その仕事を目指す人が「人体はよくわからない」なんて言ってはいられません。

必ずしっかりと勉強してくださいね。

あ、臓器や部位、骨などの名前はひたすら覚えるしかないけどね。

「解剖学」は看護学生が最初に超えなければいけない大きな山ですよ。

 

そういう仕事に就かなくても、

特に女性は自分の体内で新しい命を育てる可能性も高いです。

そのためにも、自分の体にきちんと興味を持って欲しいと思います。

「人のからだのしくみ」は知れば知るほど感動・感心を感じることができます。

 

ではまた。

 

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