こんばんは。駅前高等部からです。
GWを目前に控えていますが、高校1年生などはまだまだ不慣れな環境で毎日を過ごしているかと思われます。休みがあけると多くの公立高校でテスト発表がされますが、もう少し先で推薦入試・AO入試を控えている高3生も多いことでしょう。
さて、今回はAO入試について簡単にお話しさせて頂こうと思います。AOとはアドミッション・オフィスの略で、もともとはアメリカでアドミッション・オフィスという専門の部署が選抜していたことから先の略称になったようです。
アメリカ合衆国ではポピュラーな入試制度でしたが、日本ではまだ歴史が浅いのが事実です。1990年に慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパスが初めて導入しましたが、当初は選抜する側の負担が大きいこともあってなかなか広まりませんでした。AO入試が急速に拡大してきたのは2000年頃からで、現在では一般入試、推薦入試に続く3番目の選抜方法としてようやく定着してきているようです。
AO入試では、エントリーシートなどと呼ばれる受験生からの提出書類をもとに、面接を複数回実施し、じっくりと時間をかけて学生の意欲、適性を判断し選抜が行われます。
大学によってはさらに論文やプレゼンテーションなどを課し、受験生の適性・学習意欲などを総合的に評価します。
従来の入試方式と比べると、「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」が選抜基準として重要視されています。そのため、選抜方法もその点が判断できるような内容が多くなっています。いかに自分自身をアピールできるかが重要となりますので、出願時に受験生自身が作成して提出する書類が多いことも特徴です。
駅前校では、こういったAO入試についてのアドバイスや書類作成の指導なども、充分に実施していますので、気軽に相談してもらえればと思います。