教室ブログ

2019.03.28

100ます計算

こんにちは。涌井です。

 

 

皆さん、100ます計算は知っていますか?

僕が小学生の時は「陰山メソッド」という名前で流行っていました。

 

その100ます計算を久しぶりにやってみたのですが、

思いのほか自分のスピードが遅くてびっくり。

もっと早くできていたイメージがあっただけに、ショックを受けました・・・。

 

当時は100ます計算の意義なんてものは考えずに、ひたすら早く解くことしか考えていませんでした。

しかし、いざ教える立場になってこのような勉強方法を改めて考えてみると、

 

単純計算を条件反射で素早く答えさせることって重要なんだと思いました。

 

 

算数、数学は学年が上がっていくほどに計算の過程が複雑になっていきます。

そんな複雑な計算を解いていく中で大事なことがあります。

それは計算の簡略、省略です。

 

例えば、『5+6』を考えましょう。

答えは『11』です。

それでは、この『11』はどのように考えたでしょうか。

恐らく、考えることなく『11』と答えを出したはずです。

 

これが計算の省略だと思っています。

どういうことが、もう少し詳しく見てみましょう。

 

本来『5+6』という式は、

『〇〇〇〇〇』と『〇〇〇〇〇〇』の『〇』の数の合計と考えます。

(〇は便宜上使用しているので、どのような記号でも構いません。)

そのため答えは『〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇』で、

『〇』が11個だから、答えが『11』になります。

 

足し算の本来の意味を考えれば、個数を数えていくことは大事なことです。

しかし、数字が大きくなった時に同様の操作は出来るでしょうか。

出来なくはないですが、やりたくないですね。

 

本来の計算の意味から外れてしまうが、

僕たちは『5』と『6』を『合わせ』たら『11』という組み合わせを覚えます。

そんな数字の組み合わせを覚えて、僕たちは計算の簡略化を身に着けていきます。

 

 

ながながと書きました。

結論としては、計算の答えを条件反射で答えられることが重要であり、

そのためには、単純な計算を正確に素早く解くことが必要ってことです!

 

 

ではでは。

 

PS:生徒達と計算速度で勝負しました。結果6戦6勝です。

 

 

 

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