皆さん、こんにちは
個別指導Wam 福泉校です。
先日、実に微笑ましい事があったのでご紹介します。
ある日の授業は、元々教室に通っている、ある小学生の女の子と、
その日が体験授業で、個別指導が初めての違う学校に通っている小学生の女の子が
一緒に授業をしていました。
体験授業を受けている女の子は緊張しており、それを紛らわすかの様に、
淡々と解説の後は問題を解いていました。時間が経って少し疲れてそうかもと思ったので、
僕が心の中で「そろそろ世間話をさせてもらおうかな・・」と思っていたら、
そんな中で僕が目を離した隙に、元々通っている女の子が何かの手紙を書いて
僕にばれない様に、こっそりとその体験授業を受けている子に渡すのを見かけました。
注意する前に一度観察しようと思い、見て見ぬフリをしていると、その体験授業を受けた子は
手紙をもらってから、嬉しかったのか良い笑顔で緊張も解け、その後はさらに勉強のペースも良く、
終始良いムードで授業が終わり、最後はお二人一緒に帰る事となりました。
後日、僕はその元々通っている女の子に「何を渡したの?」と聞いたら、
その子はこう答えました。
「全然知らない子やったけど、すごく緊張してそうやったし、同じ学年やったから
これからも一緒に仲良くその子と勉強したいなと思って。でも授業中はおしゃべり出来ないやん?
だから自分のやる所が終わって次の先生の指示を待っている時に、こっそり色々な質問とこれからも
よろしくねって手紙を書いて渡した。」
恐らく、その質問の答えを話しながら帰ったのでしょうか。
結果、その違う小学生同士のお二人は同じ曜日で塾に通う事が決まり、その体験授業を受けた子も
塾が始まる日が楽しみな顔をされていました。
きっとあの授業で、その体験授業の子が緊張で少し疲れていた時に、僕から世間話するより、違う学校といえど同じ学年の女の子から手紙という形で話しかけられた方が良かったに間違いありません。
「コミュニケーションを上手く取れない・取ろうとしない」若者が増えているこの現代社会で、
改めて「自分から」コミュニケートする素晴らしさ・大切さを教わり、僕はこの小学5年生の
女の子に今でも大変感謝しています。