こんにちは 出口校 西川です。
勉強をする時に常についてまわる問題として、「勉強は量か質か?」「量より質が大切?」というような、「量と質」の問題があります。
確かに、ダラダラ3時間やるよりも集中した1時間の方が結果としては得られるものが多い事になります。
ただ、このお話は実際に「ダラダラ3時間」と「集中した1時間」が本当に起きるのかをあまり考慮していない気がします。
私が知る限り、自身の体験も含め「1時間だけ集中して勉強をする」ことは非常に稀なケースです。
はっきり言って、あまり起きない状況なわけです。
より現実的な考え方
現実的に「起こり得る」範囲で効果的な勉強を考えましょう。
量と質には実は「順番」があると感じています。
それは、時間→量→質という順番です。
勉強において、まずやるべきは「勉強時間を増やす事」です。
(その方がやりやすいよ、という意味です)
この段階では、1時間より3時間、3時間より5時間。
とにかく内容は別にして、長時間勉強した方が偉い。と考えます。
そして、第2段階に移ります。
この段階では、「同じ時間の中でどれだけの勉強をしたのか」を考えます。
同じ1時間の間に問題集2ページをこなすより、3ページ・4ページと「量」を増やしていきます。
多くの場合では、「勉強をする事」によって、勉強の集中力が上がります。
つまり、「勉強をすればするほど、勉強がはかどる」という状態です。
(大人であれば誰しも経験があると思います)
この状態を上手に利用して「多くの量」を勉強できる状況をつくります。
最後に効率
そして最終段階に移ります。それが「効率」です。
非効率な勉強を見直して、無駄なものはなくし、より効率の高い勉強法を取り入れていきます。
(効率の良い勉強はそれだけで1記事使ってしまうので、また別の機会にゆずります)
多くのケースで挫折してしまっているのは、いきなり最後の「効率の良い勉強」を狙っているからではないでしょうか?
そもそも「長時間にわたり勉強できる」という体力を持っていないうちに効率化を図っても、結局は「勉強に耐えられない」という壁で挫折してしまいます。
まずは「内容なんでどうでも良いから、とにかく机に向かう」という時間を長くする事から考えてみてはいかがでしょうか。
お子さんはいきなり「効率の良い勉強法」を狙って挫折していませんか?
いつも最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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