教室ブログ

2019.01.18

命について

こんにちは。Wam西浜校です。暦の上では大寒を直前に控え、一際寒さと流行り病が増してきている様相ですね。さて、

 

年が明け、入試や学年末テストで目まぐるしい日々を送っておられる方は多いでしょうか?とある学校では、今回の国語の定

 

期テストの出題範囲の一つとして、森鴎外の「高瀬舟」について出題されるとの事です。弟と二人三脚で生きてきた喜助が、

 

「弟を殺めた」との罪を着せられ、同心・庄兵衛の同乗する高瀬舟に乗せられながら、その罪の背景を庄兵衛に告白してい

 

く、と言った物です。学校の授業では、「喜助は有罪か?無罪か?」の是非を問う模擬裁判を行ったと聞きました。個人的に

 

は罪か否かの二極論に振り分ける事では無く、有罪ならば、かたや無罪ならば「何故そうなのか?」と言う事を自分の考えと

 

して、持っておくことが大事なのではないか?と思うのです。ただ、「弟を殺めた」とだけの旨を聞いていたのと、「病弱な

 

自分に負い目を感じて、兄の将来を思って自害しようとした弟の意志を尊重し、幇助した所を第三者に誤解され、罪人扱いさ

 

れてしまった」とでは印象は変わるでしょうか?変わらないでしょうか?「そんなの只の言い訳じゃないか!」とか「やはり

 

殺生はどんな理由が有ろうと良くない」と捉える方がいるのであれば、それらも一つの考えか、とも思います。テストの点数

 

とは関係ない、と思うのですが、社会においても、「自己決定権」言う物を学んだと思います。ですが、「この方は自分の事

 

を最早自分で決められる状態にないから、貴方に決めて頂きたい」との問いを投げかけられた時、応えられるための準備とし

 

ての機会になっていればいいな、と思ったりしました。「きちんと話をしておくべきだった」とならない為に、もっと、もっ

 

と然るべき方と言葉を交わしておくべきではないかと思います。私昨年初めて知ったのですが、命の猶予を人為的に引き延ば

 

すことは、もし事が起こった際、お医者様の独断では行えないそうなんですね。引き延ばすにしても、終えさせるにしても、

 

双方一致になる様に、命について、向き合う姿勢は、まだまだ襟を正すべき所が有ると思います。偉そうですが・・・。まず

 

言える事は、体調に気を付けて、うがい手洗いを励行して、風邪や流行り病の可能な限りの対策をして下さい。命を大事にし

 

て下さい。

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