教室ブログ

2018.11.30

質問力と孤独と他人の言葉と

こんにちは。Wam西浜校です。いよいよ明日から師走。今年も残りひと月です。思い残した事、やり残した事は無いで

 

しょうか?来年に繋げるべきことは有りますでしょうか?受験生の方たちは、期末テストが一段落するか否かの時期かと思い

 

ます。一部の方は既に次の進路が決まっている方もいる事かと思います。かたや大半の方は、希望の進路に向けて、あらゆる

 

方法やスキルで学びをこなしていると思います。国語学者の斉藤孝さんの評論が公立入試国語の作品の題材に使われています

 

(脱力タイムズや情報7DAYSでおなじみでしょうか?)。その中で、「質問力」如何について論じられています。イチ

 

ローが、恐らくプロ非経験者の人から「今日はフォームがおかしかったんじゃないの?」と評された事に、「あなたにそう見

 

えたんならそうでしょう」と返答し、著者目線から、そういう人からそう評されることに恐らく不快感を抱いたのではないか

 

と言うエピソードが紹介されています。その後、プロセスや実際のプレイを見もしないで、数字や結果で物を見る人に大切な

 

ことは話せないと考えるのは当然である。と著者は評しています。どういう聞き方をすれば、どういう関係性ならば、違った

 

返答をしてくれただろうかと考えたりします。自分の事を何もかも理解してくれる人の存在は無二の存在だと思いますが、学

 

びに関しては、まずは自分一人の力で対処するでしょうし、自分の数字や結果は自分でしか残せないですから、そういう意味

 

ではやはり孤独だと思います。誰かから知識を授けて貰う時に、その時の学ぶ姿勢や興味の強さ、準備の万端さの度合、様々

 

な要素が学びの質を上げてくれるのではないかと思います。

 

自分の事を全く分かってくれない様な心無い言葉も出てくるかと思うのですが、自らをその人なりに見られるという視点や評

 

価は実は大事だったりします。自分の本心をさらけ出すような大事な事は、恐らく話しても分かってくれないだろうと言う気

 

持ちが勝って、話したくないかと思います。例え話したくなくてもいいと思います。その心無い言葉が自らの鑑になって、

 

自分に足りない物として認識出来れば、自分の弱みが一つ克服出来るきっかけになり、心有る言葉になる、という事も有るか

 

もしれません。質問力を上げる為にも問題を解くだけではなく、問題の意味を自分なりに解釈出来ているでしょうか?それ

 

が、気がかりです。色々な教科で自分もまだまだですが・・・。寒くなりましたので、手洗いうがいを行うなどして、風邪な

 

どの予防に努めて下さい。

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