東大阪市の皆様、こんにちは。
個別指導Wam 吉原校の稲子です。
もう11月も下旬に差し掛かり、朝晩の寒さにより、布団から出たくない衝動を抑えるのに必死になっている今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は近隣中学校の期末テスト1週間前ということで、午前中は中学1・2年生、午後からは中学3年生の定期テスト対策授業を実施しており、みんな必死に勉強に取り組んでおります。
さて、本日のタイトルに「無駄かもしれないことは実は大切なのかもしれない」と記載させていただいておりますが、実は1年ちょっと前にも同じタイトルでブログを書かせていただきました。
その時にはとある珈琲店に行った内容を書いたのですが、先日同じ珈琲店を訪れたので、その時のことを少し綴りたいと思います。長文になりますことをご容赦ください。
その日は友人と出かけており、ある話題の中でコーヒーの話になり、そういえば変わった珈琲店に以前行ったことがあるのを思い出したので、時間に余裕があった事もありその足で珈琲店に向かいました。
お店に到着し、入店するとマスターが笑顔で出迎えてくれました。
以前と同じく1時間程度淹れるのに時間がかかるコーヒーを注文し、その間マスタ―とたくさんおしゃべりをしましたが、色々な経験談や考えを聞かせてもらい、私自身が考え付かないような事を平気でやってのけるような人なので、話を聞いていてとても楽しい気分になりました。
またその中で、特に珈琲店の運営に関しての話は考えさせられる所がありました。
お店の営業時間が朝から夜中まで年中無休だということ、そもそも利益を出してたくさん儲けることが目的ではないこと、とことんまで味を追求し他のお店が出せないようなコーヒーを出すこと等・・・
民業である以上、利益を出す、追い求める事が当たり前で、本来であれば採算を考えて商品を提供するのでしょうが、マスター曰く、そんなことは出来るがそれでは面白みがない、更に他の人ができない事をしているからこそ価値があり、店も残ることができているとの事でした。
なんでも大量生産することができ、また利益を追求するために効率を重要視するような世の中で、量よりも質を高める事に価値を見出すマスターは凄く魅力的だと感じます。ちなみに「量より質」は英語では「Quality over Quantity」と言います。
もちろん、すべての事に対して賛同しているというわけではありませんが、私よりも長い時間生きてきた先人の考えを聞く機会というのは多く与えられているものではありません。このような考えもあるのかと知り、また自分自身で更に思考するという事にこそ価値があると私は考えます。また、現代であれば様々なことに結論、結果を求める人が大半かもしれませんが、結果ありきで物事を考えてしまうからこそ、過程や途中段階(思考をするということ)に価値を見出せず、結果のみが正しいという考え方になることも容易に理解ができます。加えて、その考え方自体間違いでは無い事も認識はしています。ただ、「ヒト」である以上、常に思考するという行為ができますし、そこに意味や結果を見出せなくても、考える事そもそもに意味がある、たくさん考えて、たくさん悩んで、それを行動に移す、若しくは行動しなくても、それは傍から見れば意味が無い事なのかもしれませんが、決してそうではないと私は思います。
このご時世に信念を持たれている方の話はとても私の心に響きましたので、久しぶりにこのような事を書いてみました。
個別指導Wam 吉原校
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