こんにちは、出口校の西川です。
今日はちょっと辛口記事になるかもしれません。
予めご容赦下さい。 <m(__)m>
話しの分かる親
ここ最近、特に感じる事があります。
それが、「話しの分かる保護者の方が多い」という事なんです。
これはもちろん良い意味で書いていますので、嫌味を書いているわけではありません。
ご自身が大学を卒業されている保護者の方も増えてきていて、教育投資に理解のある方が増えていると感じます。
そしてお子さんの将来です。
「お子さんの将来にご希望はありますか?」
という質問に対して、
「いや、特にこうというわけではなく。ま、本人が好きな事を見つけてしっかり頑張ってくれるなら、それに越したことはないんじゃないかと思います。」
このようなお考えに対して、私は100%賛同致します。
いや、嫌味ではなく本当に、です。
ただ、気になるのは、本当に多くのご家庭が、そのような事を言われます。そうではないご家庭がもっとあっても良いのに。とも感じるのです。
親世代の背景
これは勝手な想像ですが。
いまの中高生のご両親世代って、自分が「親の期待」を重荷に感じた方が多かったのではないかと思うんです。
「○○大学程度には入ってもらわんと」
「しっかり一部上場企業に就職して」
「人様に迷惑をかけず、自分の家庭を立派に築け」
そういう「期待」を重荷に感じてきた方が多いのかな、と想像したりしています。
そして、この先は私からの「ご提案」です。
いまの親世代が意識している(かもしれない)、「我が子に過度の期待をかけすぎず、自分の望む人生を」という考え方は本当に立派な考えです。
ただ、その考え方を少し変えるだけで、また少し違った可能性が見えてくる事も事実です。
期待をかけましょう!
私はどちらかと言えば、生徒に「大きな期待」をしています。
中1で入塾してきた子に、面談で「目指すべき大学」を押し付けたりします。
もちろん、本人が嫌がるものを押し付けませんが、ほとんどの場合で押し付けられた生徒は「まんざらでもない」という表情を見せてくれます。
「僕は本当にこんな大学に行けるでしょうか?」
「簡単にいけるとは言わないよ。でも、大学入試まであと何年あるんだよ。その期間、しっかり頑張って辿り着けないとこなんてないだろ?」
「期待をかける」という事は「将来の可能性を認める」ことだと思っています。
中高生の生徒達は、本当に自分の将来の可能性というものを知りません。
全く分かっていない。
そして多くの場合、「高望みしない」という選択をしてしまいます。
そこで「親の期待」がかかったらどうでしょうか?
「あ、自分はそこまで望んでも良いんだ。親が本気で言うってことは、頑張ればきっとそこに辿りつけるんだ」
というエネルギーをもらえるんです。
重荷に感じて欲しくない。
そういう、親の優しさは心の底から共感できます。
ただし、
そういう「期待を見せない」という事の代償として、お子さんは「自分一人の力で、自分の将来の可能性を広げる」という大仕事をしなければいけません。
誰の保証もなく、未熟な子が、たった1人で自分の将来を考えなくてはいけません。
そんな時に、
「お前ならできる!お父さん(お母さん)が保証する!!」
と言ってあげる事は最上の応援になるんです。
お子さんには、親の期待(希望)を伝えてあげて下さい。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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