教室ブログ

2018.11.02

気付くべきことは・・・

こんにちは。Wam西浜校です。日の入りの時間が5時台前半になり、夜空を見上げるとオリオン座が確認出来ます。もう冬

 

はすぐそこですね。少子高齢化が進むにつれ、医療介護の充実が叫ばれている中、看護師を目指す生徒の話は、やはり耳にし

 

ます。最近知ったのですが、今は病院も職場実習先になっているのですね。現場の活動時間帯を断片的に見るだけでは、窺い

 

知れない事も多くある様です。時間帯を変えて覗いてみると、患者の体から発生する老廃物や、埃をベッドの脇に落とし、そ

 

れらをほうきでかき集めたり、患者の体勢を変える為に二人がかりで体を持ち上げたり、分泌物による汚れや空気乾燥を防ぐ

 

為、口の中に水蒸気を吹き込んだり、尿を数時間毎採取したり、様々なものが目に飛び込んできます。あくまでも、「仕事」

 

と言う認識で自然にされている事だとは思うのですが、その方々一人一人の状況・境遇等の背景はわかりかねる所ではありま

 

す。十数年ほど前ですが、「金八先生」と言うドラマで「金八先生女形競艶」と言うエピソードがあります。演芸一座を率い

 

る生徒の父親が家計を支える為、傍らでトイレ掃除を兼業していました。一座の女形も務め、息子である生徒は「感謝もされ

 

ないのにトイレ掃除やって、あいつ(父親)はクソだよ」と罵るのですが、「誰もやりたがらない仕事を誰かがやってくれて

 

いるから社会が機能している」と諭します。あからさまに見返りや感謝の言葉を求めて働く方は、まず居ないとは思います。

 

また、逆にやりたくないではなく、それに生き甲斐・やり甲斐をある程度、感じる方もいると思います。何も不足や不満を感

 

じなくても良いと感じていられるのは、誰かが事前に先回りし、率先してくれているからなのかも知れません。もし貴方がそ

 

の役回りになられた時、どうしましょうか?と言う時が来るかも知れません。看護師やトイレ掃除のお仕事はあくまでも引き

 

合いの一例で、どの職業でも辛さや面倒臭さは、多少出てくる筈なので、労いの言葉一つもなければ「やってられない」と言

 

う時も出てくるかと思います。だからこそ、逆の立場の人が、疑問を持ち、自分たちなりに気付くべきなのかと思います。皆

 

さんの今現在は、学びに関しての事だと思いますが、立つべきフィールドに上がってからが、本当の勝負かと思ったりしま

 

す。昨日あたりから、夜がすっかり寒くなりました。風邪などひかぬ様、手洗い・うがいなどをして、体調に気を付けて下さ

 

い。

 

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