教室ブログ

2018.10.19

夜間中学

こんにちは。Wam西浜校です。朝晩そろそろ布団が恋しいでしょうが、お昼間はまだ、運動するに心地よい暑さに感じま

 

す。さて、先日「夜間中学」のニュース動画を見ておりました。これからの選択肢、もしくは現在歩んでいる方の進路とし

 

て、「夜間高校」の方は、ある程度聞き馴染みがあるかとは思います。「日中に働き、夜に学ぶ」方の為に在る物と定義する

 

ことは、大変失礼なステレオタイプでして、「様々な事情や境遇を抱えた方達」が世代や生まれ国の壁を越えて学んでいる所

 

が窺い知れました。対人恐怖症で不登校になってしまった方、糖尿病により腎臓の機能が悪くなり、小学3年生から満足に学

 

校に通えなくなってしまった方、今でいう義務教育の世代ではあったが、戦時中で教育が受けられず、老年期になりようやく

 

自分自身の時間を持てた方、日本で働き、暮らす為、中国から来日し、親子で日本語教育を受けている方・・・それまでの認

 

識が一気に覆る思いです。特に、腎臓を患われている方は、週3回程、病院にて機械により腎臓の機能を代行する「人工透

 

析」と言う処置を受けます。処置中は4~6時間程、寝たきりの状態です(日中の時間を利用する為、時間をかけて就寝中に

 

行うという方法もある様ですが)。これを行わないと、体内に溜まる老廃物を体外に出せなくなる等して、肺に水が溜まって

 

呼吸が出来なくなる等命の危険が有ります。そのような状況下に有っても、何故「学びたい」と言う気持ちになるのだろう?

 

と思います。実際は一つの大きなハードルとして、「自分の事(生い立ちや境遇etc)を解ってくれるだろうか?」と言う不

 

安や恥ずかしさが勝ってしまい、「入学」に至らないケースも少なくない様です。どうすれば、相手の心の中に入らせて貰え

 

るのか?どうすればその心の背景を言葉や身なりから窺い知らせてくれ、同じ解釈で共有できるのか?個人的にはそういう問

 

いを突き付けられている感じです。一人でも多く、入学して貰ったり、「出来た・分かった」とやり甲斐や生き甲斐を感じて

 

貰うには、一人あたりの背景にあるであろう解決する事が多いと思いますが、出来れば、一人に対して一人で良いと思うの

 

で、誰かが身近な人、一人を支えてあげられれば、その人や、関わる人達の心の荷物も少しは軽くなるのではないか?と思っ

 

たりします。2人3人等になってくると、今度は気に掛ける人がしんどいでしょうから、せめて1人を・・・。来週、テストが

 

控えている方も多いかと思いますので、不意に襲う寒さに気を付けて、風邪などひかぬ様、体調にくれぐれも気を付けて下さ

 

い。

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