こんにちは。個別指導Wam 小宮町校です。
教室で生徒たちと話をしていると,よくこんな声が聞かれます。
「友達もまだやってないって言ってたから大丈夫です。」
「俺なんかまだいい方ですよ。だって〇〇なんて△点なんですから。」
課題の進行状況やテストの結果が思わしくない時に,自分と同等かそれ以下の人がいると安心する。その気持ちはわからないではありません。私に対して,というよりは自分自身に対して言い訳をしたくなるのでしょう。
でも,その自分の言い訳に自分で納得してしまっていては,向上は望めません。むしろ落ちていく一方でしょう。
言い訳をしている生徒も,本当は気づいています。きちんとやっている人もいるということを。高得点を上げている人もいるということを。
目を向けるべきは,自分よりも上にいる,そんな人の方なのではないでしょうか。
自分よりも優れた人を目の当たりにした時,「自分もああなりたい」「どうしたらあんな風になれるのだろう」と思うことが,向上への推進力になります。そうして自分の行動を何か少しだけでも変えることで,階段を一段上がることができます。その繰り返し,積み重ねが,自分を高い位置へと導いていくのです。
……ふと見上げると,爽やかな秋晴れの空が広がっています。まさに「天高し」という秋の空です。
小宮町校の生徒たちも高みを目指して歩んでいってほしいものだとしみじみ思う,そんな秋の昼下がりです。