こんにちは!Wam脇浜校の松田です!
夏も終わり、だんだんと秋が深まってきましたね。
秋の夜長とはいいますが、夜が長くなるにつれだんだんといったん置いていたあれこれを考えていくことも多くなってきていると感じられます。
<鳴くセミよりも鳴かぬ蛍が身を焦がす>、といったことわざや詩があります。
日本人の風情を感じられたりします。
セミはけたたましく鳴きセミの存在を感じさせるが光ることはなく、蛍は鳴かず静かで存在を感じられないが自らを燃やさんばかりに光り輝く。
どのように感じ取られるでしょう。
他にも、<逢うて別れて別れて逢うて 泣くも笑うもあとやさき 末の野の風秋の風 一期一会の別れかな>といったものがあります。
ざっと150年も前の日本人の感性とでもいいましょうか。
もっているもの、今でいうとスマホであったりテレビであったりインターネットであったり、時代の移り変わりによって移ろいでいる中であっても、150年という長い年月が経ってもまだそういった感性といったものは息づいて、変わらずとして数は少なくなっていたとしても有るのでしょう。
またそんな昔であっても真剣に想いがあってその時代が息づいていたのだとも感じられたりします。
長い年月からすれば、松の葉、ほんの気持ちのような一瞬に過ぎ去る一断片、ということを考えますと、それがまた何かの機となれば喜ばしいことでもあります。